５回、本塁打を放ち迎えられるオリックス・大城（右端）＝京セラドーム【写真提供:共同通信社】

　オリックスの大城滉二が14日の広島東洋戦で自らの誕生日を祝う4号ソロを放った。

　スタンドから「ハッピーバースデーバー」の合唱を受けた直後の第1打席で2塁打を放つと、4回の第2打席では四球で出塁。そして迎えた5回の第3打席、相手先発・フランスアの145キロの内角ストレートを叩き、「2アウトだったので思いきっていこうと…。上がりすぎたので、どうかなと思いましたが入ってよかったです」とレフトスタンド中段へ。立ち上がりからフランスアの投球に手こずっていた中での貴重な一発。試合後の福良淳一監督も「大城のホームラン、あの追加点は効きましたね。誕生日？それはよかった（笑）」と笑み。ここ4試合で3本塁打と好調をキープする大城の連日の活躍を喜んだ。

　これでチームは今季初の同一カード3連勝をマーク。打線が繋がって10安打8得点と元気で、先発の金子千尋は7回に松山竜平と新井貴浩にホームランを浴びて降板したが、2回に本塁で鈴木誠也を刺したライト・西村凌のバックホームや、7回のセンター・武田健吾のスーパーキャッチなど守備でも好プレーが連発。福岡ソフトバンクが敗れて3位に浮上した。「明日からも一戦一戦です」と指揮官は慎重に言葉を選んだが、投打が噛み合いはじめた手応えは感じているはずだ。