BASEBALL GATE

プロ野球

4月に靭帯損傷のSB川島、500万円減でサイン 「(ケガを)考慮してもらった」


6日、ソフトバンクの川島慶三が契約更改をし、500万円ダウンの推定年俸3500万円でサインした。

■来年から背番号「4」に変更「1ケタの責任をもってやりたい」

 6日、ソフトバンクの川島慶三が契約更改をし、500万円ダウンの推定年俸3500万円でサインした。
 
 川島は4月4日の日本ハム戦で右足の靭帯を損傷。7月29日に再登録されるまで4か月近いリハビリ生活を余儀なくされた。

「納得してサインした。ケガと向き合いながらのプレーで(復帰した)後半に結果を出せなかったこと、チームが2位で終わったことは悔しいが、来季またチャンスをもらったというのはありがたいこと」

 ケガについてはプレー中だったこともあり「公傷扱いという言葉は出なかったが、球団にも考慮してもらった。そうじゃないともっと下がっていたでしょう」と川島。それが「納得のサイン」にもつながったようだ。

■今季限りで引退する金子の「4」に、「ネコ(金子)と一緒にいて勉強することも多かった」

 また、来季から背番号を「35」から今季引退した金子圭輔がつけていた「4」に変更することも発表。金子とはよく食事をする仲で、金子も川島が「4」を背負うことを望んでいたという。

「ネコ(金子)と一緒にいて勉強することも多かった。1ケタ(の背番号)というのはプロ野球選手にとってモチベーションにもなるし、それだけの責任をもってやっていきたい」

 アグレッシブな走塁も持ち味とする川島は「スタメンに名前を連ねることをベースにしながらも、試合の途中から出て結果を出す喜びも知った」と語る。ムードメーカーとしての期待も大きく、来季はV奪還のために不可欠なピースとなってくれることだろう。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

関連リンク