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プロ野球

リーグ単独トップの8勝目!オリックス・アルバースが赤ヘル打線を封じる!

6回広島2死三塁、丸を遊ゴロに打ち取りガッツポーズするオリックスのアルバース=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 オリックスのアルバースが12日の広島東洋戦に先発して7回を2安打1失点に抑える好投でリーグ単独トップの8勝目を挙げた。

 5月以降6試合で5勝0敗と連勝街道を続ける来日1年目左腕。この日の立ち上がりからテンポ良くアウトを重ねて4回までパーフェクト投球。「いつも通り攻めの投球で、まずしっかりストライクを先行させることを心がけて、ベースの両サイドを攻めることを意識した」というアルバースは、5回に新井に初安打となる本塁打を打たれたが、その後も6回に田中広輔に2塁打を打たれたのみ。7回まで被安打2、1四球。7イニング中5イニングが三者凡退と、完璧に近い投球を見せた。

 自身6連勝でリーグトップの8勝目となったが「今日も野手がしっかり点を取ってくれて、しっかり守ってくれた。(捕手の)若月もいつもいいリードをしてくれるし、自分の力だけではないと思う」と周囲に感謝したアルバース。カナダ出身でメジャー26試合で7勝の実績を持つが、14年には韓国でプレーした経歴も持つ技巧派左腕。2009年にトミージョン手術を行い、独立リーグも経験した苦労人だが、16年のWBCでカナダ代表にも選出され、17年にはマリナーズで5勝をマークし、今季からオリックスに移籍した。

 福良淳一監督は「いつも通り、テンポ良い投球で試合のリズムを作ってくれた」とご満悦。チームは交流戦での対広島東洋戦の連敗を9でストップ。金子千尋や西勇輝など、先発陣に不調な選手が多い中、誠実な人柄からチームメイトに「ジェントルマン」と呼ばれるサウスポーが、日本で花を咲かせている。