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決勝打に4安打と大暴れ!横浜DeNA・神里がチームを連勝に導く!

7回DeNA無死一塁、神里が左中間に、この試合4安打目となる勝ち越し二塁打を放つ=横浜【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAのルーキー・神里和毅が、9日の北海道日本ハム戦でプロ入り初の4安打を記録した。

 沖縄・糸満高校から中央大学、日本生命へと進んだ神里。走攻守の三拍子揃った外野手として高校時代は3年時に甲子園出場も果たした。また社会人時代は昨年のアジア野球選手権でベストナインと打点王に輝き、チームの優勝に大きく貢献。その強肩・強打はプロのスカウトにも注目され、ドラフト2位で横浜DeNA入り。開幕スタメンを勝ち取るなど、即戦力としての期待に応える活躍を見せてきた。

 この日は、「2番・ライト」でスタメン出場。第1打席から持ち前の積極性溢れる打撃でヒットを積み重ね、5回裏に今季2度目の猛打賞をマークしていた。そしてゲームが3対3で迎えた7回裏。無死1塁で打席が回ってくると、2球目の高めのストレートを逆方向へ。打球は左中間を深々と破り、1塁ランナーの桑原将志が一気にホームイン。打った神里は悠々2塁へ到達するタイムリーツーベースとなった。

 本拠地初のお立ち台に立った神里は「桑原がよく走ってくれたのでよかったです」と、同級生の1、2番コンビで点を取れたことを喜んだ。また昨日観戦に訪れ、この試合もスタンドで見守っていた両親に「明日はお立ち台よろしく」と言われたエピソードを披露。その約束を果たせたことに「実現できてよかった」と笑みを浮かべた。

 5月中旬から打撃の調子が落ちていた神里。この日の固め打ちは浮上へのきっかけになることは間違いないだろう。