かつて楽天で活躍したマギーが巨人と契約合意した。マギーの日本球界復帰は4年ぶりとなるが、これまでにも一度日本を離れ、再び日本球界に戻ってきた助っ人外国人選手は多い。

　タフィ・ローズは96年に近鉄に入団すると、01年には当時の日本記録となるシーズン55本塁打をマーク。04年から2年間は巨人に所属し、移籍1年目には外国人で史上初の両リーグでの本塁打王に輝いた。

　05年オフに巨人を退団すると、06年3月に現役引退を表明。それでも07年にオリックスへ加入すると、42本塁打をマーク。翌08年には打点王のタイトルを獲得した。09年に現役を引退しアメリカへ帰ったが、15年に近鉄時代にチームメイトだった吉岡雄二が監督を務めるプロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの富山でプレーした。

　また、4年以上経って再び日本に戻ってきた外国人野手を見ると、西武、広島でプレーしたスコット・マクレーンがいる。マクレーンは01年から4年間西武でプレーし、01年には39本のアーチを放った。04年オフに西武退団後は、カブス、ジャイアンツに所属し、09年途中に広島へ加入。5年ぶりに復帰した日本で、18本塁打を放ったが、好不調の波が激しく同年限りで退団した。

　その他、ジョージ・アリアス、ロベルト・ペタジーニ、リック・ショート、ホセ・オーティズ、フェルナンド・セギノールなども一度日本を離れ、再び日本に戻りプレーしている。

◆過去の出戻り外国人の主な成績
タフィ・ローズ
復帰前：1313試 率.285 本360 点993
復帰後：361試 率.289 本104 点276

スコット・マクレーン（5年ぶり復帰）
復帰前：320試 率.233 本71 点171
復帰後：114試 率.244 本18 点52

フェルナンド・セギノール（2年ぶり復帰）
復帰前： 89試　率.204　本 23　点47
復帰後：678試　率.281　本149　点436
＊09年、10年シーズン途中復帰も含む