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プロ野球

673日ぶりの白星!読売巨人・今村が今季初先発でチームの連敗を止める!

2年ぶりの勝利を挙げ、ファンとタッチを交わす巨人・今村=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人のプロ7年目・今村信貴が、6日の東北楽天戦に先発して6回4安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。

 この日の登板が決まった後に「緊張はすると思うけど、ファームでやってきたことを出せたらいい」と話していた今村。初回、先頭の田中和基にヒットを許すが、ストレートとスライダーを軸に巧みに使い分ける投球術で後続をしっかり打ち取った。その裏、チームはゲレーロの10号2ランで先制。援護をもらい気持ちも楽になった今村は、2回から4回をノーヒットに抑えて調子を上げて行くと、5回は2死から得点圏にランナーを許すが、気持ちを切らず山下斐紹を空振り三振に仕留めて勝ち投手の権利を得た。結果は6回4安打無失点、しかも無四球というおまけ付き。今村の約2年ぶりの白星でチームの連敗をストップさせた。

 昨季はイースタンで最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。長らくブレイク候補と言われていた中で今季の飛躍が期待されたが、コンディション不良で出遅れた今村。それだけに「3軍キャンプから始まり、コンディション不良もありましたけど、皆様の支えの中でここまでできたので感謝したいと思います」とお立ち台では感謝の言葉を口にした。

 野上亮磨、吉川光夫と、開幕からローテーションを任された投手が不調で2軍調整を余儀なくされる状況が続いている。それだけにこの日勝利した今村にとっては、首脳陣への大きなアピールになったはずだ。