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プロ野球

“覚醒中”中村が決勝2ラン!千葉ロッテが3連勝!

7回ロッテ1死一塁、中村が左越えに勝ち越し2ランを放つ=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの中村奨吾が5日の中日戦で値千金の決勝2ラン。チームを3連勝に導いた。

 初回に1点ずつを取り合い、そのままのスコアで迎えた7回表、1死1塁から「(先発の)石川さんが頑張って粘って投げていたので、何とか早く点を取りたいと思って打席に入りました」と打席に入った中村が、中日の2番手・又吉克樹のカウント1-1からの144キロのストレートを「完璧でした」と芯で捉え、レフトスタンドへ一直線に叩き込んだ。

 「切れるかなと思ったんですけど、そのまま伸びて行ってくれました」と今季3号2ランを振り返った中村。その前の守備では1死1塁からのアルモンテの打球に「送球が悪かったんですけど、藤岡が何とかカバーしてくれて、ダブルプレーになって良かったです」と素早い反応で守備でも好プレー。本塁打以外の打席では3四球を選んで「まだまだですけど。1打席1打席集中して入っています」と胸を張った。

 ドラフト1位入団から4年目を迎えた今季は、開幕から打撃好調で「3番・セカンド」として出場を続け、5月末時点で打率3割超え。打つだけでなく、新生マリーンズの「機動力野球」の象徴として、すでに昨季の11盗塁を上回る自己最高の14盗塁をマークしている。さらに、この日見せた一発長打の魅力も発揮できれば “井口二世”と呼べる存在になれる。