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2戦連続の無失点ピッチング!中日・山井が好投で今季2勝目!

6回、ピンチを切り抜け、荒木(右)、捕手大野奨と話しながらベンチに戻る中日・山井=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


中日の山井大介が3日の北海道日本ハム戦で先発し、6回3安打無失点と試合を作って今季2勝目を挙げた。

 今季初登板となった5月22日の試合では、116球4安打無失点といきなり完封勝利を挙げベテラン健在ぶりをアピールした山井。この日は「前回いいピッチングができたので今日の試合が大事になる」という強い気持ちでマウンドへ立った。

 立ち上がりで制球が定まらず2つの四球で1死1、2塁とピンチを迎えてしまう。しかし、相手の4番・中田翔をアウトローの変化球で併殺打に仕留めて得点を与えなかった。ここから尻上がりに調子を上げた山井は、5回までわずか1安打ピッチング。3点リードで迎えた6回表に2本のヒットで2死1、3塁にしてしまうが、「0点に抑えるぞという気持ちで投げました」と後続を仕留めた。チームは8回に2点を追加し、その裏に2点を失ったが、最後は守護神・田島慎二が締めて同一カード3連敗を阻止した。

 ヒーローインタービューで山井は「フォアボールを出しながらでしたが、ストライク先行のピッチングができた」と投球を振り返った。また今季1点も失っていないことを問われると、「おまけみたいなものかもしれないですけど、最低限の仕事ができているのが続いている」と笑顔を見せた。

 投手力が課題のチームにとって、山井の2試合連続の好投はうれしい限り。過去にノーヒットノーランも経験している右腕が、今後の投手陣を引っ張ってくれるはずだ。