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北海道日本ハムが先勝!マルティネスが9回途中3失点の力投で5勝目!

8回巨人1死一塁、坂本勇を二ゴロ併殺に仕留め、ガッツポーズする日本ハムのマルティネス=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムのマルティネスが29日の読売巨人戦で9回途中7安打3失点に抑えて交流戦初登板初勝利を挙げた。

 「完投できなかったことは残念ですが、厳しい場面で登板したトンキン投手が抑えてくれて良かったです」とマルティネス。初回は三者凡退スタート。3回に坂本勇人、7回にはゲレーロにソロアーチを浴びたが、それ以外は「しっかりと戦略通りにゲームに挑めました。鶴岡さんのリードについていって、良い結果が出ました」と低めにボールを集めて内野ゴロの山を築いて8回まで連打を許さずに5安打2失点。9回にこの日3本目の本塁打を許すなどして降板したが、9回途中無四球での今季5勝目をマークした。

 今季来日した期待の助っ人右腕。今月1日に第1子が誕生して父親にもなり、球団を通じて「この上なく、幸せな気持ちです。必死に頑張ってくれた妻に感謝の気持ちでいっぱいです。新しい家族が増え、さらに大きな励みになりました」とコメント。パパとなって初めての登板では4回途中8失点と炎上したが、続くマウンドでは本来の安定感を取り戻して7回無失点の好投。そしてこの日も勝利して“パパ2勝目”。栗山英樹監督も「相変わらずというか、素晴らしかった」と称賛した。

 この日は交流戦のために来日後初めて打席にも立ち、3打席目までは凡退したが、「少し感覚が鈍っていたのがばれてしまいました。なんとかバントを決められて良かったです」と4打席目に送りバント成功して笑み。すっかりチームに馴染んだ助っ人右腕が、チームを交流戦白星スタートに導いた。