BASEBALL GATE

プロ野球

日本一の日本ハムに1億円プレーヤーが続出! 大谷の契約更改に影響か?


10年ぶり日本一を達成した日本ハムから1億円プレーヤーが続々と誕生している。

■西川、中島、谷元が新たに1億円の大台に乗る

 10年ぶり日本一を達成した日本ハムから1億円プレーヤーが続々と誕生している。

 中継ぎとして奮闘した谷元圭介投手が、2日に札幌市内の球団事務所で2800万円アップの年俸1億円で契約を更改した。来季9年目での大台到達となった。

 8年目の今季は貴重な中継ぎ右腕として奮闘。3勝2敗、防御率2.32で自己最多の28ホールドを記録したが、マーティンが故障して帰国した広島との日本シリーズでは胴上げ投手になるなど、ブルペンには欠かせない戦力となった。

 谷元の今季年俸は7200万円で、1億円突破は確実とみられていたが、1日の契約更改ではファウルで粘る打撃を持ち味とする不動の遊撃手・中島卓也が2000万円増で年俸1億円に到達。11月30日には、今季リーグ2位の打率.314を記録した西川遥輝が、球団野手では中田翔に並ぶ高卒8年目で年俸1億円(3800万円増)に達した。今オフだけで新たに1億円プレーヤーが3人誕生したことになる。

■今季ベストナイン2冠とMVP獲得の大谷、大幅アップ予想も…

 チームで来季年俸1億円を超えるのは、4番・中田翔(2億4500万円→2億8000万円)、増井浩俊(2億2000万円)、宮西尚生(1億9000万円→2億円)、田中賢介(1億5000万円→2億円)がいる。一方で、他球団への移籍を前提としてFA宣言した陽岱鋼(1億6000万円)が退団。中村勝が減額制限を超える1200万ダウンの年俸1200万円、斎藤佑樹が300万減の年俸2000万円と年俸減の選手がいるとはいえ、高額年俸者が増えている。

 今季の日本ハム選手の年俸総額は27億1020万円。12球団では7番目に高額だった。球団方針は育成とスカウティングで、若手主体のチーム。ソフトバンク、巨人、阪神、オリックスなどと比べれば、決して潤沢な資金を持つ球団とは言えない。

 今季年俸2億円だった二刀流・大谷翔平の契約更改は後日に控えている。投打に渡る大活躍で投手&指名打者のベストナイン、パ・リーグMVPを獲得しただけに、大幅アップが予想されている。1億円プレーヤーが続出していることが、大谷の契約にどのような影響を及ぼすのか注目だ。

※金額は推定

関連リンク