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プロ野球

4時間40分の熱戦にピリオド! 千葉ロッテ・清田がサヨナラヒット!

12回ロッテ2死一、三塁、サヨナラ打を放ちガッツポーズする清田=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテ・清田育宏が25日の北海道日本ハム戦で延長12回に劇的なサヨナラヒットを放った。

 ここ2年、打撃不振に苦しんでいる清田。今季も開幕1軍のメンバーから外れたものの、2カード目から1軍へ。打撃は本調子とはいえないが、昇格後は、ほぼ全試合でスタメン出場を続けて、この日は「5番・レフト」で試合に臨んだ。しかし、第1打席からヒットは生まれず終盤までノーヒットが続いていた。

 そんな中、チームは2点ビハインドだった9回に同点に追いつき、延長11回にも一度リードを許すが再び追いつくという粘りを見せていた。そして迎えた延長12回裏、2死2塁となった場面で4番・角中勝也が申告敬遠となり清田に打席が回ってきた。ここで3ボール1ストライクから5球目のストレートを見事にレフト前へ運ぶ殊勲打を放った。

 最後の打席でしっかりと結果を残した清田は、今季初のお立ち台で「いい所も持っていかせてもらったみたいで申し訳ない」と苦笑い。しかし、「ストライクゾーンにきたら思い切りいこうと。詰まっていたんですけど、ヒットなので関係ないです」と安堵の表情を見せる場面もあった。

 「交流戦までには貯金を作りたい」と今後に向けて意気込みを語った清田。この流れを生かすことで自身の打撃もきっと上向いてくるはずだ。