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【試合動画はこちら】ウエスタン選抜は勝負所で打線がつながり4戦4勝(2016アジアウィンターリーグ台湾第7日目)

※掲載期限切れのため動画は削除しました

2016年アジアウインターリーグ(台湾)の第7日目。NPBウエスタン選抜は中華台北トレーニングチームとの試合に臨んだ。
先発オーダーは、以下のメンバーになった。

1(遊)宗佑磨(オリックス)
横浜隼人高から2014年のドラフト2位で入団。ギニア人の父から受け継いだ天性のバネを武器に、2年目の今季は2軍で60試合に出場して打率.272をマーク。9月18日のソフトバンク戦に「2番・ショート」でプロ初出場。未来のスター候補だ。

2(三)古澤勝吾(福岡ソフトバンク)
九州国際大附属高から2014年のドラフト3位で入団。高校時代は1年時からショートのレギュラーとして活躍。俊足巧打に華麗なグラブさばきを武器に、プロ2年目の今季はウエスタンの試合にセカンドもしくはサードとして計64試合に出場した。

3(一)石岡諒太(中日)
JR東日本では高卒1年目から公式戦に出場して若獅子賞も受賞。2015年のドラフト6位で入団。プロ1年目の今季は、春季キャンプ直前に腰の椎間板ヘルニア手術を受けて出遅れたが、5月の復帰以降はウエスタンで打率.289とシャープな打撃を披露。大型一塁手として秋季キャンプでも成長の証を見せた。

4(指)吉田正尚(オリックス)
敦賀気比高から青山学院大へ進み、侍ジャパン大学代表の4番、アマチュアNO.1スラッガーとして、2015年のドラフト1位で入団。「1番・DH」での開幕スタメンから6試合連続安打を記録。5月に腰痛で戦列を離れたが、8月の復帰後はアーチを量産。3番打者に定着し、約1カ月の間に2ケタ10本塁打をマークした。

5(中)大城滉二(オリックス)
興南高で春夏連覇を果たしたメンバーの1人。立教大でもリーグ通算100安打を達成するなど活躍し2015年のドラフト3位で入団。本職はショートだがサード、センターもこなせる。沖縄凱旋試合となった6月28日の楽天戦ではヒーローインタビューを受け故郷に錦を飾った。

6(右)近藤弘基(中日)
名城大から2014年の育成ドラフト4位で入団。プロの世界にもまれる中で腕を磨き、2016年7月に支配下登録。8月2日の巨人戦に「2番・レフト」でプロ初出場を果たし、いきなりプロ初安打プロ初打点を含む猛打賞デビュー。伝説のノーヒットノーラン左腕を父に持つ。

7(左)幸山一大(福岡ソフトバンク)
富山第一高から2014年の育成ドラフト1位で入団。現役日本人外野手の最高身長となる1メートル91センチの体躯に無限の可能性を秘めた未完のスラッガー。今季はウエスタン19試合に出場。スケールの大きなスイングは魅力タップリだ。

8(捕)坂本誠志郎(阪神)
明治大学から2015年のドラフト2位で入団。人間性、キャプテンシーは誰もが認めるところ。ルーキーながら18試合でスタメンマスクを任されるなど首脳陣の期待も大きい。

9(二)溝脇隼人(中日)
九州学院高から2012年のドラフト5位で入団。堅守、俊足に巧打と三拍子そろった逸材として期待を受け、2014年8月に1軍デビュー。今季は1軍6試合出場。二遊間を守れる内野の注目株だ。

先発・野村亮介(中日)はプレーボール直後の第1球を左中間に弾き返されるとそこから連打を浴び先制点を献上。まとまりのある右のオーバースローで、キレのいい球を投げ込むがストレートを狙われ2回にも2安打を浴びる不安な立ち上がりとなった。それでも変化球中心に切り替えた3回はフォークで2つの三振を奪い三者凡退、4回も2死2塁のピンチを落ち着いて切り抜ける。しかし立ち直ったかに見えた5回に再びストレートを捉えられ2点目を失ってしまう。
点差を広げられたが直後の攻撃で2死から溝脇の安打と宗の四球で1、2塁のチャンスを作ると、古澤がレフト前にタイムリーを放ち1点を返す。点差を詰めて迎えた6回には3四球で満塁とし坂本が押し出し死球。中華台北トレーニングチーム2番手投手の制球難につけ込み試合を振り出しに戻す。この後さらに1死満塁から溝脇が右中間へ2点タイムリーを放ち勝ち越しに成功。打順がトップに返ると宗、古澤の連続タイムリーと相手の野手選択でリードを広げ、送りバントによる1死を与えただけで打者一巡した。先頭打者だった吉田がこのイニングだけで2つ目の四球を選ぶなどその後も攻撃は続き、坂本の三遊間を破る2点タイムリーでこの回一挙に10得点。打者15人を送り込む猛攻でビッグイニングを作り試合を決めた。
リードを奪うと多彩な変化球を操る青山大紀(オリックス)が3回無失点、打線は8回にも古澤の2点タイムリー2塁打などで追加点を奪い、最後はストレートで押す小野郁(楽天)がテンポ良く3人で締め試合終了。劣勢だった序盤を最少失点で凌ぎ、勝負所で打線のつながったウエスタン選抜はこれで4戦4勝。参加6チームの中で唯一無敗を誇り首位を快走している。

中台ト 100 01 0 000 2
ウ選抜 000 0110 03× 14