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強気の7回無失点!オリックスのルーキー・田嶋が今季5勝目!

7回無失点で5勝目を挙げたオリックス・田嶋=ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】


 オリックスのドラフト1位ルーキー・田嶋大樹が20日の埼玉西武戦で7回4安打無失点の好投で5勝目を挙げた。

 前日は多和田真三郎の前に完封敗けを喫したオリックス打線は、この日も榎田大樹の前に苦しい戦いを強いられた。それでも、ロメロが初回のチャンスに先制打を放ち、6回にはレフトスタンドに8号のアーチを架けて先発の田嶋を援護した。その田嶋。立ち上がりから、やや球数が多かったが、力強いストレートで西武打線を封じ、自己最速の153キロも計測。得点圏に走者を2度背負ったが決定打を許さず、109球を費やしながら7回まで無失点。「彼の球数が多いのはいつものこと(苦笑)。でも、終盤まで球威が落ちなかったのは流石だね。強力打線を良く抑えてくれた」と福良淳一監督はルーキー左腕を手放しで称えた。

 なかなか味方打線の援護点が期待できない今のオリックス先発陣に必要なのは“辛抱”。その意味でも、今日の田嶋の投球で光ったのは、我慢強さと強気の姿勢だった。「今日は相手をゼロ点に抑えようと思っていました」との言葉は彼の強心臓ぶりを示すもの。チーム最多タイの5勝目を挙げたルーキーの存在価値は高まるばかりだ。