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プロ野球

中村が決勝のタイムリー2塁打!千葉ロッテが今季の福岡ソフトバンク戦初勝利!

5回ロッテ無死一塁、中村が左翼線に勝ち越し二塁打を放つ=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの中村奨吾が18日の福岡ソフトバンク戦で決勝打を放ち、チームの連敗をストップさせた。

 15日の試合で連続安打が18でストップし、2試合ヒットが出ていない状況で迎えたこの日。同点に追いつかれた2回裏2死満塁のチャンスで打席が回ってきたが、東浜巨の球威あるストレートの前に空振り三振に倒れた中村。その借りを返す場面が訪れたのは5回裏だった。無死1塁で打席に入ると、インコースにきたシンカーをコンパクトなスイングで捉えてレフト線を破る2塁打。1塁ランナーだった藤岡裕大の積極的な走塁も重なり、1点のリードを奪うタイムリーとなった。

 この1点を3人の投手リレーで守り抜いたチームは、今季の対福岡ソフトバンク戦5試合目で初勝利。試合後にお立ち台に上がった中村は「何とか繋ごうと思って打ったら藤岡がよく走ってくれたので。藤岡のおかげです」と好走塁のルーキーを称えながら、「ヒットが止まると気持ちも小さくなるかと思いましたが、今日2本出てよかったです」と笑みを浮かべた。

 プロ4年目を迎えている中村。井口資仁監督が「自分の若い頃とかぶる」と語るほど期待を集め、開幕から「3番・セカンド」でスタメン出場を継続。チームで唯一打率3割台をキープし、この日はチームを勝利に導く一打。不動のレギュラーの座を確固たるものにすべく突き進む若武者のプレーから、今後も目が離せない。