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世界一カブスが「大谷資金」確保か 米記者「一丸となって獲得に乗り出す」


今季メジャーで最高勝率を収め、108年ぶりにワールドシリーズを制したカブス。その世界一球団が来オフの大谷翔平(日本ハム)獲得に向けて資金を節約する可能性があると米メディアが伝えている。米スポーツ専門局ESPNの名物記者バスター・オルニー氏がリポートしたもの。

■米名物記者がカブスの補強戦略レポート、「オオタニは来冬、最も注目を浴びるだろう」

 今季メジャーで最高勝率を収め、108年ぶりにワールドシリーズを制したカブス。その世界一球団が来オフの大谷翔平(日本ハム)獲得に向けて資金を節約する可能性があると米メディアが伝えている。米スポーツ専門局ESPNの名物記者バスター・オルニー氏がリポートしたもの。

 カブスは今オフ、今季パドレスでプレーした31歳のベテラン外野手ジョン・ジェイと契約合意。オルニー氏は「ジェイの1年800万ドル(約9億1000万円)の契約は低リスク」としつつ、「カブスは高価な打者を市場で追い求めることもできたかもしれないが、より価値ある選手のために資金を蓄えるだろうという予測がなされている」と伝えている。

 今後、資金を投入する先として投手陣の補強を挙げたほか、今季、二刀流として投打で輝きを放った22歳の名前を挙げ、「彼はスター投手であり、指名打者である。オオタニは来冬、最も注目を浴びるだろう」と予測している。

■カブスが「一丸となって獲得に乗り出す」可能性も

 カブスが大谷に対して興味を示している様子は以前も同球団の公式サイトでレポートされており、その際の記事ではセオ・エプスタイン編成本部長の“挑戦”の一つに「国際的な入札戦争への勝利」を掲載。「日本のエース兼スラッガーである大谷が最も大きな話題となる可能性がある」とレポートし、名将マドン監督が二刀流の起用法を見出す可能性にも触れていた。

 オルニー氏も今回の記事で「ジェイク・アリエッタとジョン・ラッキーの契約が終了した際には、カブスが一丸となって彼(大谷)の獲得に乗り出すだろうとライバル球団の経営陣は考えている」と、世界一球団が大谷獲得に本腰を入れる可能性をレポートしている。

 今季随所で印象に残るプレーを見せ、日本ハムのリーグV、日本一達成に貢献した二刀流右腕。メジャー移籍に踏み切るタイミングは早くても来オフ以降と見られている中、カブスは早くも争奪戦に備え、“大谷資金”の確保を画策しているようだ。

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