- プロ野球
2016.12.01 00:01
【試合動画はこちら】栗原陵矢(福岡ソフトバンク)の逆転ホームランでウェスタン選抜が勝利!(2016アジアウィンターリーグ台湾第6日目)
※掲載期限切れのため動画は削除しました
2016年アジアウインターリーグ(台湾)の第6日目。NPBウエスタン選抜対NPBイースタン選抜の日本チーム同士の一戦が行われた。
先発オーダーは、以下のメンバーになった。
■ウエスタン選抜
1(一)石岡諒太(中日)
JR東日本では高卒1年目から公式戦に出場して若獅子賞も受賞。2015年のドラフト6位で入団。プロ1年目の今季は、春季キャンプ直前に腰の椎間板ヘルニア手術を受けて出遅れたが、5月の復帰以降はウエスタンで打率.289とシャープな打撃を披露。大型一塁手として秋季キャンプでも成長の証を見せた。
2(三)古澤勝吾(福岡ソフトバンク)
九州国際大附属高から2014年のドラフト3位で入団。高校時代は1年時からショートのレギュラーとして活躍。俊足巧打に華麗なグラブさばきを武器に、プロ2年目の今季はウエスタンの試合にセカンドもしくはサードとして計64試合に出場した。
3(二)大城滉二(オリックス)
興南高で春夏連覇を果たしたメンバーの1人。立教大でもリーグ通算100安打を達成するなど活躍し2015年のドラフト3位で入団。本職はショートだがサード、センターもこなせる。沖縄凱旋試合となった6月28日の楽天戦ではヒーローインタビューを受け故郷に錦を飾った。
4(左)吉田正尚(オリックス)
敦賀気比高から青山学院大へ進み、侍ジャパン大学代表の4番、アマチュアNO.1スラッガーとして、2015年のドラフト1位で入団。「1番・DH」での開幕スタメンから6試合連続安打を記録。5月に腰痛で戦列を離れたが、8月の復帰後はアーチを量産。3番打者に定着し、約1カ月の間に2ケタ10本塁打をマークした。
5(指)栗原陵矢(福岡ソフトバンク)
春江工業高から2014年のドラフト2位で入団。高校時代、全国的な知名度は高くなかったもののU18代表に選ばれると主将と正捕手としてチームを牽引。強肩はもちろんのこと50m6.0秒の俊足も武器でウエスタンでは.306の打率を残した。
6(中)近藤弘基(中日)
名城大から2014年の育成ドラフト4位で入団。プロの世界にもまれる中で腕を磨き、2016年7月に支配下登録。8月2日の巨人戦に「2番・レフト」でプロ初出場を果たし、いきなりプロ初安打プロ初打点を含む猛打賞デビュー。伝説のノーヒットノーラン左腕を父に持つ。
7(左)幸山一大(福岡ソフトバンク)
富山第一高から2014年の育成ドラフト1位で入団。現役日本人外野手の最高身長となる1メートル91センチの体躯に無限の可能性を秘めた未完のスラッガー。今季はウエスタン19試合に出場。スケールの大きなスイングは魅力タップリだ。
8(捕)加藤匠馬(中日)
青山学院大から2014年のドラフト5位で入団。プロ1年目は1軍で3試合に出場した。2年目の今季は1軍1試合、2軍43試合に出場。チーム随一の鉄砲肩は必見の価値あり。
9(遊)曽根海成(福岡ソフトバンク)
京都国際高から2013年育成ドラフト3位で入団。俊足、強肩の持ち主で身体能力の高さは大きな魅力。背番号は3桁ながらウエスタンでも82試合に出場し素質開花が待たれる。
■イースタン選抜
1(三)増田大輝(読売巨人)
2015年育成ドラフト1位で徳島インディゴソックスから入団。イースタンで44試合に出場する他、今季から新設された3軍戦でも数多くの試合経験を積んだ。巧い打撃と盗塁の出来る脚力に磨きをかけると共にまずは持ち味である守備でアピールしたい。
2(左)山崎晃大朗(ヤクルト)
2015年ドラフト5位で日本大から入団。真中監督の現役時代の背番号31を受け継ぎ、2016年シーズンは1軍も経験。侍ジャパンU23代表にも選出され、世界一に貢献した。
3(右)オコエ瑠偉(東北楽天)
高校時代は、侍ジャパンU18代表にも選出され、俊足、強肩、強打の外野手として関東一高から2015年ドラフト1位で入団した。今シーズンは、6月18日の横浜DeNA戦で、東北楽天の高卒新人選手としては初となる一軍公式戦での本塁打を記録するなどポテンシャルの高さを見せた。
4(一)内田靖人(東北楽天)
2013年ドラフト2位で常総学院高から入団。高校時代に選出された侍ジャパンU18代表では、その長打力を認められ4番を打ち、第26回AAA世界野球選手権大会での準優勝に貢献した。プロ入り3シーズン目となる今季、2軍で13本塁打、1軍でプロ入り初本塁打を記録するなど右の大砲として期待が掛かる。
5(指)青柳昴樹(横浜DeNA)
2015年ドラフト6位で大阪桐蔭高から入団。力強い打撃を武器に名門でレギュラーの座をつかむと2年夏に甲子園で優勝。プロ1年目はイースタンでほぼ全試合に出場し、大阪桐蔭高の特徴である初球から思い切り振れるスイングで4本塁打を放った。
6(遊)平沢大河(千葉ロッテ)
2015年ドラフト1位で仙台育英高から入団。侍ジャパンU18代表に選出されて出場したIBAF U18ワールドカップでは、大会ベストナインに選出されるなど走攻守高いポテンシャルを持つ遊撃手として注目を浴びた。ルーキーイヤーとなった今シーズンは、8月17日の楽天戦で、1軍24打席目にしてプロ初安打を放つなど苦しんだシーズンとなったが、来期の巻き返しが期待される。
7(捕)嶺井博希(横浜DeNA)
2013年ドラフト3位で亜細亜大から入団。今シーズンは、チームメートである戸柱の台頭で捕手としての出場機会は減ったが、巨人とのクライマックスシリーズ第3戦で勝ち越しの適時打を放つなどチームのファイナルステージ進出に貢献した。捕手として来シーズン勝負するためにも、ウィンターリーグで実戦経験を磨く。
8(二)渡辺大樹(東京ヤクルト)
2015年ドラフト6位で専大松戸高から入団。ルーキーイヤーの1軍出場はなかったが、高校時代から強打の遊撃手として注目されている逸材だけに、走攻守すべての面でレベルアップを目指す。
9(中)重信慎之介(読売巨人)
2015年ドラフト2位で 早稲田大から入団。俊足・巧打の外野手としてチームからの期待は高く、ルーキーイヤーとなる今シーズンは25試合に出場、15安打5盗塁を記録した。
日本勢同士の注目の一戦。先発マウンドを任されたのは、イースタン選抜がシュートを武器とする原樹理(東京ヤクルト)、ウエスタン選抜が今オフに結婚し来季のブレイクに期待がかかる横山雄哉(阪神)。ドラフト1位投手の投げ合いとなった。
先制したのはイースタン選抜。試合前の段階ではチーム打率1割台と苦しんでいたが、2回2死から嶺井が横山の失投を逃さずレフトスタンドに叩き込む。チームにとっても今大会初となる本塁打で先手を取った。
1点を追うウエスタン選抜は4回、四球で出塁した吉田を一塁に置いて栗原がライトスタンドに逆転ツーラン。こちらも効果的な本塁打が飛び出し、一振りで試合をひっくり返した。
前半は両先発が本塁打による失点のみに抑え1点差で迎えた6回、イースタン選抜は1死満塁の大チャンスを作る。しかし、前の打席で今大会初安打を放った4番の内田がショートゴロのゲッツーに倒れ得点ならず。ウエスタン選抜の2番手・左サイドスローの児玉龍也(福岡ソフトバンク)がピンチを招いたが同点は許さない。
すると直後の7回、ウエスタン選抜は2死から近藤がレフト線への2塁打で出塁すると、幸山も右中間を破る2塁打を放つ。2イニング目に入った大柄な左腕・石橋慶侍(東京ヤクルト)を捉えリードを広げると、8回にも2つの四球で得た2死1、2塁のチャンスに栗原の打球がショート・平沢のエラーを誘い1点を追加。平沢は序盤には難しいバウンドのゴロを捌くなど軽快な動きを見せていたが悔しいミスとなってしまった。
イースタン選抜は8回に2死2、3塁、9回にも2死1、2塁と一発が出れば同点という見せ場を作ったがあと1本が出ず。最後は150km/h近いストレートを連発した石崎剛(阪神)が3奪三振で試合を締めくくった。
ウ選抜 000 200 110 4
イ選抜 010 000 000 1