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今季1号&猛打賞!広島東洋・石原が球団捕手初の通算1000安打達成!

3回、通算千安打を達成し花束を手にする広島・石原=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の石原慶幸が11日の阪神戦で今季初の猛打賞をマーク。通算1000安打も記録してチームの大勝に貢献した。

 5本塁打を含む13安打14得点。阪神を圧倒した打線で、プロ17年目のベテラン捕手が躍動した。第1打席は菊池涼介、バティスタの連続本塁打で4点を奪った後、昨年4月以来となる2ランアーチで、打者9人、計6得点の攻撃を締めくくった。そして続く3回の第2打席では先頭打者としてレフト前に安打を放ち、これがチームの捕手としては初となる通算1000安打となった。

 「初回からみんなが点を取ってくれて、その流れで打たせてもらった」という石原は、「(1000安打は)実感はないが、ベンチに戻った時にみんなが(祝福の)声をかけてくれて嬉しかった」と、チームメイトに感謝した。球団の捕手としては初めてという快挙については「ヒーローインタビューの時に聞いて初めて知った。焦りはなかったが、周りから早く達成しろと言われていたので。打ててよかった」と笑顔を見せた。

 さらに7回の第4打席でも安打を放ち、2シーズンぶりとなる3安打猛打賞も記録。1000安打の記念のボールは、という質問に「もらっていない。誰かキャッチボールで使ったんじゃないかな」と周囲を笑わせた石原。緒方監督も「節目の一本。これからもピッチャーを引っ張って、打席でもどんどんヒットを重ねていって欲しい」も称賛したベテラン捕手が存在感を示した試合となった。