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プロ野球

期待の長距離砲がついに!千葉ロッテ・ドミンゲスが来日1号弾を放つ!

西武戦の2回、ロッテのドミンゲス(右から2人目)が逆転3ランを放ち、ナインに迎えられる=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの新助っ人・ドミンゲスが11日の埼玉西武戦で来日初アーチを記録した。
「8番・DH」でスタメン出場。迎えた2回の第1打席、1死1、2塁の場面で打席に立つと、相手先発・佐藤泰稚の甘く入った5球目のストレートをジャストミートし、レフトスタンドを叩き込んだ。2点を先制された直後の一発で逆転に成功した千葉ロッテ打線は、これで一気に勢いづいてこの回一挙8得点の猛攻。試合も12対3と首位を走る埼玉西武を下した。

 来日初安打がホームランとなったドミンゲスは、「早く1本ヒットを打ちたいとずっと思っていて、今日出てくれればいいなと自分でも思っていた」とコメント。ヒーローインタビューでも、「この3試合のことは忘れて、しっかり自信を持って臨んだ」と、気持ちを切り替えられたことで結果が出たことを喜んだ。

 188センチ、99キロという大柄な体格を活かしたパワフルなスイングが魅力で、メジャー通算42本塁打を記録したドミンゲス。チームの課題であった長距離砲不在を補う存在として大きな期待を背負って来日したが、オープン戦で変化球への対応に苦しみ、開幕2軍スタート。だが、「考えすぎず、打てる球をスイングする」と考えを変えたことで、徐々に本来のバッティングを取り戻し、2軍戦30試合で5本塁打26打点をマークして今月5日に1軍昇格を果たした。昇格から3試合スタメン出場するもヒットは生まれなかったが、この日は起用を続ける井口資仁監督の期待に応える一発。大砲不在で得点力不足が懸念されているチームに、頼もしい、新たな武器が加わった。