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待望のプロ初アーチ!“怪物”清宮が7試合連続ヒットを“一発”で決める!

プロ野球オリックス戦でプロ初本塁打を放ち、試合終了後ホームランボールを手にする日本ハムの清宮幸太郎内野手=9日、京セラドーム大阪【写真提供:共同通信社】


北海道日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎が、9日のオリックス戦で記念すべきプロ1号本塁打を放った。

 前日までデビューから6試合連続ヒット。そしてこの日は「5番・一塁」で先発出場すると、2回の第1打席で相手先発・ディクソンの初球のスライダーを完璧に捉えて右中間スタンドへ。「打った瞬間、という感じでした。これまでいろいろと打席を重ねてきて打てたホームランなので、マグレではないかなと思います。昨日、負けているのでまずは先制できたことも良かったです」と清宮。プロ7試合目、24打席目での待望の一発。ドラフト制後の新人では史上初となるデビュー7試合連続安打を豪快な一発で決めて見せた。

 試合後にはヒーローインタビューでは初々しい表情も、頼もしい受け答え。「スライダーは頭にあった。今までヒットは出ていましたけどホームランが出ていなかった。やっぱりホームランは気持ちいいなと思いながら(ダイヤモンドを)周ってました」と改めて初アーチを振り返った18歳。7試合連続ヒットには、「「素直に嬉しいことですけど、毎試合毎試合一生懸命やるだけです。いつも準備もしっかりしていますし、平常心で打席に入ることができている。今日ホームランを打つことができましたけど、いつも通り変わらず行きたいです」と浮かれることなく“次”へ向けて静かに闘志を燃やした。

 記念のホームランボールは「親に渡します」と清宮。この日は福岡ソフトバンクの内川聖一が通算2000本安打を達成し、チームメイトの中田翔も通算10000安打を記録。「良い日に一軍に入れた。たくさん見習う先輩たちがいるので、早く自分も追いつけるように頑張ります」と自らの無限に広がる未来へ向けて目を輝かせていた。