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プロ野球

起死回生のグランドスラム!北海道日本ハム・清水が勝利を呼ぶ劇弾!

7回、逆転満塁本塁打を放ち、ガッツポーズする日本ハム・清水=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムの清水優心が3日の東北楽天戦でチームを勝利に導く逆転満塁ホームランを放った。

 強肩とパンチ力あるバッティングで昨季から頭角を現した清水。今季は、昨日までの26試合中18試合でスタメンマスクを任されるなど、正捕手への道を着実に歩んでいる。この日は「9番・キャッチャー」でスタメン出場。守備では、先発の高梨裕稔を好リード。4回表にペゲーロに一発を許したものの、その後は追加点を許さなかった。

 そして打撃では、第1打席、第2打席とも凡退し高梨を援護できなかったが、7回裏にチャンスが訪れた。5番・清宮幸太郎のプロ2安打目からの3連打で1死満塁と一打逆転の場面。「いつも代打を出されるのでベンチをチラチラ見ていましたが、監督の行って来いという言葉があったので」と気合を込めた清水。3球目のストレートを見事に捉えセンターバックスクリーンへ逆転満塁弾を放ってみせた。

 この一発で試合は決まり、チームは4対1で勝利して連敗は3でストップ。ヒーローインタビューで清水は、「まず1点が欲しかったので、必死に食らいついていきました」と7回の打席を振り返り笑顔を見せた。だがその一方で打率が1割台ということもあり、「ヒット10本中5本ホームランとか、そういうバッターはいらないと思うので、もっとチームのバッティングができるように頑張ります」と清水。打撃面での成長が加われば、誰もが認める正捕手へ近づけるはずだ。