2016年度のベストナインが発表され、広島からは両リーグ最多（5ポジションは日本ハムと並んで最多タイ）の5選手が選ばれた。

■5人選出は75年に並ぶ球団記録、新井は11年ぶり受賞「周りの方々に感謝」

　2016年度のベストナインが発表され、広島からは両リーグ最多（5ポジションは日本ハムと並んで最多タイ）の5選手が選ばれた。

◯野村祐輔投手（初）16勝3敗、防御率2.71

　最多勝と最高勝率（.842）の2冠を達成。沢村賞に輝いたジョンソンを抑え、堂々の受賞。

「選んでいただき光栄に思います。一年間先発ローテーションをしっかり守ることができ、リーグ優勝できたことは自信になりました。来年も選んでいただけるようにこれからも努力し続けていきます」

◯石原慶幸捕手（初）打率.202、0本塁打、17打点

　15年目のベテランがうれしい初受賞。投手陣から絶大な支持を得るインサイドワークで2位の巨人・小林に3倍近い得票差をつけた。

「まさか選んでもらえるとは思わなかったので光栄です。また選んでもらえるようにこれからも頑張りたいと思います」

◯新井貴浩一塁手（11年ぶり2度目）打率.300、19本塁打、101打点

　本塁打王に輝いた2005年以来、11年ぶりの受賞。40歳を目前にキャリアハイとも言える数字を残した。

「優勝させてもらって、またこのような賞までいただいて、嬉しいです。周りの方々に感謝したいと思います」

■鈴木は両リーグ最多得票で初受賞、「神ってる」は流行語大賞の候補に

◯鈴木誠也外野手（初）打率.335、29本塁打、95打点、16盗塁

　今季のチームの象徴とも言える4年目外野手が、両リーグ最多の得票数で初受賞。「神ってる」は流行語大賞の候補にも入った。

「選んでいただいて光栄です。優勝に貢献したいという気持ちで頑張っていました。ベストナインという賞がとれて素直に嬉しいです。来年もこの賞がとれるように頑張ります」

◯丸佳浩（2年ぶり2度目）打率.291、20本塁打、90打点、23盗塁

　不動の3番打者が本塁打、打点で自己最多を更新。来季はトリプルスリーも視界に入る。

「選んでいただいて非常に光栄です。今年はチームがリーグ優勝する中で全試合出場できたことは自信になりました。おごることなく、来年も選んでいただけるように精進していきます」

　5人が選出されるのは、初優勝した1975年に並ぶ球団最多タイ記録。シーズン中だけでなく、オフも記録ラッシュだ。