７回無失点で２勝目を挙げたオリックス・田嶋＝ＺＯＺＯマリン【写真提供:共同通信社】

オリックスのドラフト1位左腕・田嶋大樹が19日の千葉ロッテ戦に先発し、7回2安打無失点で今季2勝目。チームを今季17試合目で初の連勝に導いた。

　プロ初登板となった3月31日の福岡ソフトバンク戦で5回1安打1失点でのプロ初勝利を飾ったが、前回4月7日の埼玉西武戦では4回途中8安打6失点でKO。出場登録を抹消された後、2軍での調整登板を経て臨んだこの日のマウンド。相手は沢村賞も受賞したことのあるプロ14年目の涌井秀章だったが、「僕はやるしかないので、しっかり自分の出せる力を100％ぶつける気持ちで投げました」と初回から堂々のピッチングを繰り広げ、「もったいない四球が前回はあったので、そこをしっかり修正して、いい結果に繋がったと思います」と制球力も抜群。テンポの良いピッチングで1回と5回にヒット1本ずつを許したのみで、7回を2安打無失点、計5奪三振で無四球の好投を見せた。

　「この結果に対してはすごくうれしく思いますし、次に繋げたいと思います。しっかり連勝を伸ばして、優勝を目指して頑張っていきたい」と田嶋。開幕からチームが低迷する中、2度目の登板でプロの洗礼を浴びながらも、3度目の登板では前評判通りのピッチングを披露。チームの救世主となり得る実力を披露した。登板した3試合はすべてビジター球場だっただけに、次回は本拠地ファンの前で勝ち名乗りを上げてもらいたい。