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プロ野球

バンデンハークがチームを助ける7回2失点!得意の本拠地で今季2勝目!

楽天に勝利し、お立ち台でポーズをとるソフトバンクの(左から)バンデンハーク、甲斐、森=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクのバンデンハークが18日の東北楽天戦で7回2失点と好投して今季2勝目。チームを5連勝に導いた。

 来日4年目の右腕。この試合の前まで、本拠地・ヤフオクドームでは通算14勝1敗と無類の強さを誇っていたが、この日は初回から苦しい投球が続いた。初回に追い込んでから2本のヒットを許し、そこに四球も絡んで2死満塁のピンチ。ここでアマダーを打席に迎えると、開き直ったように強気に攻めてセンターフライに打ち取り、どうにか無失点で切り抜けた。この“満塁無失点”でバンデンハークの気持ちが大きく変わったという。「満塁を切り抜けたんだとプラスに考えた。そこから初心に戻って、目の前の打者一人ひとりを打ち取っていくことだけに集中したよ」。2回を三者凡退に抑えると、3回以降は走者を背負いながらもタイムリー1本とソロ本塁打1本のみに抑えてマウンドを託した。

 その中で、この日バッテリーを組んだ甲斐拓也が、2回に2点タイムリーを放って攻撃面でバンデンハークを援護すると、1点差の7回には、無死一塁から相手の犠打を甲斐が素早く処理し、強肩でダブルプレーに。試合後、バンデンハークは「リード面でよかったし、ヒットも2本打ってくれた。そして、あのダブルプレーが本当に大きかったよ」と女房役の攻守に渡る働きに感謝した。

 チームが5連勝を飾る中で守護神サファテが抹消となったが、それも意識して「長いイニングを投げようと思っていた」とバンデンハーク。7回まで投げ切っての白星は、チームにとってもありがたい好投だったといえるだろう。