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プロ野球

創設メンバーの牧田が引退 楽天初年度にプレーした現役選手は?


 楽天から戦力外通告を受けた牧田明久が23日、ファン感謝デーで引退セレモニーを行った。

 牧田といえば、05年に球団創設した当時から楽天に在籍する唯一の選手だった。では、球団創設メンバーで現役を続ける日本人選手は何人いるのだろうか。

 多くの選手が現役を引退。初代キャプテンを務めた礒部公一は楽天で打撃コーチ、高村祐、飯田哲也、佐竹学、カツノリなども他球団でコーチを務めている。

 そんな中で現役を続ける選手の1人に、岩隈久志(マリナーズ)がいる。岩隈は08年に21勝を挙げるなど、低迷するチームをエースとして長年支えた。11年オフにFA権を行使して、メジャーへ挑戦。

 12年からマリナーズでプレーし、15年に野茂英雄氏以来、日本人選手では史上2人目となるノーヒットノーランを達成。13年(14勝)、14年(15勝)、16年(16勝)と3度2桁勝利を達成。岩隈は日本人のMLB通算勝利で野茂英雄氏の123勝、黒田博樹の79勝に次いで3番目となる63勝をあげている。今季終了時点で日米通算170勝をあげており、岩隈の年齢を考えると日米通算200勝達成も夢ではない。

 また、阪神から今オフ戦力外通告を受けた坂克彦もそうだ。合同トライアウトに参加した坂は田原啓吾、木村優太から安打を記録するなど、5打数2安打の成績を残した。来季もプロ野球界でプレーできるかは不透明ではあるが、岩隈とともに現役を続ける数少ない初代楽天戦士の一員として奮闘してもらいところだ。