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今オフは外国人の移籍が少なくなる? 大物助っ人の多くが残留


 3年契約の3年目が今季で終了し、去就が注目されたヤクルトのバレンティンが残留との報道がでた。

 今季限りで契約が切れる助っ人を見ると、日本シリーズMVPに輝き、10年ぶりの日本一に大きく貢献したレアード(日本ハム)、25年ぶりのリーグ優勝に貢献したジョンソン(広島)、来日最多の35本のアーチを描いたメヒア(西武)、来日から無傷の14連勝を記録したバンデンハーク(ソフトバンク)などは、シーズン中に来季以降の契約を結んでいる。

 オフに入ってからは、エルドレッド(広島)が2年契約を結んだ。12年途中から広島に加入したエルドレッドは、在籍7年目となる18年に、77年から82年までの6年間広島でプレーしたライトルを抜いて広島在籍最長の助っ人外国人となる。

 エルドレッドは球団を通じて「広島でプレーしている5年間、ずっと応援してくださっているファンの皆さんに感謝しています。カープの55番のユニフォームに袖を通して2年間プレーできることを光栄に思います」と喜びのコメントを発表した。

 今季から日本でプレーするジャクソン(広島)、ヘーゲンズ(広島)が単年契約、3・4月の月間MVPに輝いたビシエド(中日)も残留したとの報道が出ている。

 一方で、14年のセ・リーグ打点王で今季もチームトップの22本塁打、79打点をマークしたゴメス(阪神)、長距離砲として活躍が期待されるも10本塁打に終わったナバーロ(ロッテ)などは自由契約となった。また、2年契約が今季で終了したデスパイネ(ロッテ)は、来季以降の契約について発表されていない。

 それでも、ここまでは各球団の主力級の助っ人外国人が多く残留を発表しており、昨季のようにスタンリッジ(ソフトバンク → ロッテ)、ルナ(中日 → 広島)、クルーズ(ロッテ → 巨人)といった主力級の外国人選手の移籍は例年に比べると少なくなりそうだ。