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ハム栗山監督、ドラ1堀に野茂英雄を重ねる「ギャップが激しい方が面白い」


日本ハムの栗山英樹監督が22日に札幌市・豊平館で行われた新入団選手発表記者会見に出席。ドラフト1位・堀瑞輝投手(広島新庄高)の“ギャップ”に目を細めた。

■新入団会見で「僕は『暗い男』」、指揮官はマウンドとの“ギャップ”に好印象

 日本ハムの栗山英樹監督が22日に札幌市・豊平館で行われた新入団選手発表記者会見に出席。ドラフト1位・堀瑞輝投手(広島新庄高)の“ギャップ”に目を細めた。

 新人8選手が参加した晴れの舞台。質疑応答の終盤で、テレビアナウンサーから各新人選手へ「『オレは◯◯な男』と説明してください」と自己紹介を求められた。

 ここで会場を沸かせたのが、最速150キロを誇る左サイドハンドだ。抜群のマウンド度胸を誇り、甲子園ベスト16、U-18アジア選手権では好リリーフで高校日本代表を優勝へ導いたが、性格は人見知りで恥ずかしがり屋。「僕は『暗い男』です。目立つことが得意ではないので…。これから克服していければ」と珍回答した。

 このドラフト1位の“衝撃発言”に栗山監督が反応。新入団選手発表の記者会見後、日米通算201勝を挙げたパイオニアの名前を引き合いに出して“賛辞”を送った。

■背番号は金田正一と同じ34番「400勝を目指してもらおう」

「投球とギャップがあるよね。(投球では)勝負所で向かっていく感じがある。普通の時の性格と野球の時は違うと思っているが、意外とギャップが激しい方が面白いことが起きたりする。例えば、五輪、社会人時代と一世風靡した天下の野茂英雄もそんなに言葉数が多くないじゃない? ただ、頭の中では物凄く考えていて、人にあまり話さない。堀と重なる印象があるね」

 プロでの目標を聞かれ、堀は「1年目から先発ローテ、2桁勝利を目指したい」と所信表明した。ただ、栗山監督の期待は、もっと大きい。

「まずチームが安定して勝つには先発投手。それが日本一連覇につながる。そこを目指してほしい。大きな物に挑んでほしい。背番号34は金田正一さんの番号。400勝を目指してもらおう。信じないと、何も起きないから」

 栗山監督のハートを早くもつかんだ18歳。チームの日本一連覇にどのようにして貢献するのか注目したい。

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