８回巨人２死一、二塁、岡本が左中間に３ランを放つ＝東京ドーム【写真提供:共同通信社】

プロ4年目、読売巨人期待のスラッガー・岡本和真が、31日の阪神戦で今季1号本塁打を含む4安打5打点の大暴れ。チームを4点差からの逆転勝ちでの今季初勝利に導いた。

　前日の開幕戦は4打数無安打に終わった21歳。開幕第2戦のこの日は、2回の第1打席でセンター前ヒットを放つと、続く3回2死2、3塁のチャンスで迎えた第2打席では阪神の先発・藤浪晋太郎の外角のカットボールを再びセンター前に弾き返し、追撃の2点タイムリー。同点に追い付いた6回には先頭打者としてヒットを放ってチャンスメイクすると、四球を選んだ後の8回の第5打席では、藤川球児の初球フォークをすくい上げてレフトスタンド中段に放り込むダメ押しの1号3ラン。試合後のヒーローインタビューでは「（打球の方向は）見ていませんでした。（手応えは）良かったと思います」。照れながらも本拠地ファンの大歓声に応えた。

　猛打賞もプロ初のこと。「始まったばかりなので、気を引き締めてがんばります。明日からも勝利に貢献できるようにがんばります。応援よろしくお願いします」と岡本。この2試合は「6番・一塁」での出場だが、このまま存在感を見せ続けられれば、自然と打順も上がっていくことになるだろう。