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プロ野球

各球団、最後に30セーブを記録した投手は誰?


◆ 今季は沢村とサファテが最多セーブ

 2016年のシーズンが終わり、ストーブリーグが本格的にスタートした。今季の最多セーブを振り返ると、パ・リーグはリーグ新記録の43セーブをマークしたサファテ(ソフトバンク)、セ・リーグは37セーブを挙げた沢村拓一(巨人)になる。

 また、今季30セーブ以上を記録した抑えを擁したのは、12球団中6球団。パは、守護神の不振や負傷、配置転換の影響もあり、ソフトバンク(サファテ)以外は、楽天(松井裕)とオリックス(平野)というBクラスに沈んだ2チームとなった。

 一方のセ・リーグは、広島(中崎)、巨人(沢村)、DeNA(山崎康)と、今季のAクラス勢。その他の日本ハム、ロッテ、阪神、ヤクルトの4球団は、いずれも昨季に30セーブ以上を記録した抑えを擁していた。そして残る2球団は中日と西武で、いずれのチームも近年の成績は芳しくない。

 中日は13年に岩瀬仁紀が36セーブをあげたのを最後に、30セーブ以上記録した投手が出ていない。岩瀬が故障離脱した14年以降は、14年が岩瀬の20セーブ、15年が福谷浩司の19セーブ、今季は田島慎二の17セーブがチーム最高と、抑えの確立に腐心していることがよくわかる。

 また西武は今季、増田達至が28セーブをあげたものの、12年に涌井秀章(現ロッテ)が30セーブを記録したのを最後に30セーブ以上をマークした投手が誕生していない。その間、大石達也やサファテ、涌井、十亀剣、高橋朋己などが代わる代わるクローザーを務めたが、13年以降は抑えを固定できず、最多は高橋朋の29セーブ(2014年)となっている。

 ここでは、各球団ごとに最後に30セーブ以上を記録した投手を見ていきたい…。

◆ 12球団最後の30セーブ以上記録した投手

【日本ハム】
増井浩俊 39セーブ(2015年)

【ソフトバンク】
サファテ 43セーブ(2016年)

【ロッテ】
西野勇士 34セーブ(2015年)

【西武】
涌井秀章 30セーブ(2012年)

【楽天】
松井裕樹 30セーブ(2016年)

【オリックス】
平野佳寿 31セーブ(2016年)

【広島】
中崎翔太 34セーブ(2016年)

【巨人】
沢村拓一 37セーブ(2016年)

【DeNA】
山崎康晃 33セーブ(2016年)

【阪神】
呉昇桓 41セーブ(2015年)

【ヤクルト】
バーネット 41セーブ(2015年)

【中日】
岩瀬仁紀 36セーブ(2013年)