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千賀が初舞台で7回1安打無失点の快投劇!福岡ソフトバンクの白星発進に貢献!

7回1安打無失点と好投し、ベンチに戻るソフトバンク先発の千賀=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 初の開幕投手の大役を任された福岡ソフトバンクの千賀滉大が、7回を84球、1安打無失点の快投を見せてチームの白星スタートに貢献した。

 「ゼロで抑えられてよかった。西さんのコントロールがすごく良かったので、とにかく先制点をやらないように、それだけを考えて投げました」と千賀。初回に1死から山足達也にセンター前ヒットを許したが、この日千賀が浴びたヒットはこの1本のみ。続く吉田正尚を152キロのストレートでセカンドゴロ併殺打に仕留めると、その後はオリックスの先発・西勇輝と息の詰まる投手戦を展開した。

 開幕直前のオープン戦最終登板で右上腕部に張りを訴えていたために、100球に達する前に大事を取って降板したが、チームが8回裏に上林誠知のヒットをきっかけに1死満塁として柳田悠岐のタイムリーで2点を奪って勝利。試合後の工藤公康監督は、千賀について「非常に緊張する初舞台の中で自分を見失わずに投げてくれた。しっかりとオープン戦の反省を生かしていいピッチングをしてくれたと思います。(7回での降板は)今日の1試合だけではないので。彼を中心にと考えてローテも組んでいるし、1年間しっかり戦ってほしいと思っています」と称賛。白星は付かなかったが、新たなエース誕生を予感させる収穫のあるマウンドとなった。