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ハム栗山監督、来季ローテ「1回ゼロに」 上沢、浦野、上原、斎藤ら候補に


日本ハム・栗山英樹監督が20日、来季の先発ローテーションについて、「日本一になるためにどうするか。1回ゼロに戻さないといけない」と白紙に戻す考えを明かした。

■2年連続の日本一へ「先入観を捨てること」

 日本ハム・栗山英樹監督が20日、来季の先発ローテーションについて、「日本一になるためにどうするか。1回ゼロに戻さないといけない」と白紙に戻す考えを明かした。

 今季の先発ローテーションでは有原航平がチームトップの11勝。大谷翔平、高梨裕稔、増井浩俊が10勝を挙げ、4年ぶり7度目のリーグ優勝に貢献した。

「例えばローテは高梨や有原は(来季の先発ローテの)軸になりそうじゃん。来年、上沢、浦野、上原、斎藤とかがどうなるか。もう1回、1人1人の投手の良さ悪さを、能力、課題を挙げた時に違う組み合わせになるかもしれない。先入観を捨てること。今年みたいに投げられるかも分からない。体の状態が悪くて。疲れた時にどうするか、とか」

■「もっといいチームが作れるはず」

 指揮官は、14年8勝の上沢直之、14年7勝の浦野博司、12年開幕投手を務め今季勝ちなしに終わった斎藤佑樹の復活、昨年ドラフト1位の上原健太の台頭を求めた。さらに、14年8勝の中村勝、インディアンス傘下3Aコロンバスから獲得した村田透もいる。今季先発ローテーションで回ったルイス・メンドーサ、加藤貴之らと競争させる考えだ。
 
「勝ってしまうと良さそうに見える。今年はたまたま勝っただけ。もっといいチームが作れるはず。日本一の感激とかより来年どうするかしか考えていない。11月ぐらいは『今季は良かった』と思いたいけど、全然そうは思えない。不思議だよね。なんで、もう、こんなに苦しんでいるんだと」

 札幌駅前通りでの優勝パレードに参加したが、喜びに浸っているつもりはないようだ。

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