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日ハム栗山監督、レギュラー白紙宣言 本塁打王レアードも「外すかも」!?


日本ハムの栗山英樹監督が20日、来季のレギュラーについて、「日本一になったからこそ、来年のレギュラーと決めないで全員白紙。もう1回チームを作り直す」と話した。

■今季は10年ぶり頂点も…来年は「日本一になったからこそ、全員白紙」

 日本ハムの栗山英樹監督が20日、来季のレギュラーについて、「日本一になったからこそ、来年のレギュラーと決めないで全員白紙。もう1回チームを作り直す」と話した。

 今季の野手陣では本塁打王に輝いたブランドン・レアード、田中賢介、中島卓也の3選手が全143試合出場。中田翔は141試合、西川遥輝は138試合、陽岱鋼は130試合と開幕からレギュラーメンバーはほぼ固定だった。

「ベースになっている選手はいるけど、レアードはこの2年間で分かってきた。もしかしたら外すかも知れない。(中田は)そこはなんとかしてくれるでしょう。(自身は)先入観なくやれていると思うけど、まだ野球っぽい考え方をしている。もう1回フラットにして。もっといい方法がいいのかを考えないと。何かを壊さないといけない」

 来季レギュラーを見定めていくため、栗山監督は歴史から学び、采配へつなげるつもりだ。

■「来年日本一になるために、1回ゼロに戻さないといけない」

「今の時代に合うことを。歴史はデータが積み重なっている。そこに何かヒントがあるはず。まだまだヒントの見つけ方が足りない。(歴史が記された本から)新しい物を求める感じはない。基本的には中国物。儒教系がベースになっている。『あんな昔にこんな決断をしているんだ』と。そんなことを考えたら、やはり先入観にとらわれてはいけない」

 実績にとらわれずに、どのメンバーが勝てるのかを考えていく。

「もちろんプロ野球は積み重ね。実績はあるよ。もう1回ゼロにして、もう1回真っすぐにして。来年へ向けて他のパ・リーグ球団は動いている。自分たちがどういう野球をすれば勝てるのか考えてるし、やってみないと分からないこともある。既成概念や、こうしたいというのは捨てて。来年日本一になるためにどうするか。そのためにも、1回ゼロに戻さないといけない」

 連続日本一へ向けて、真に野球に向き合っていくつもりだ。

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