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侍ジャパン

千賀の圧巻6連続三振!柳田&筒香のタイムリー!侍ジャパンが2対0でオーストラリアに完封勝ち!

オーストラリア戦に先発し好投を見せた千賀(福岡ソフトバンク)【写真提供=共同通信社】

侍ジャパンシリーズ2018「日本vsオーストラリア」(3日、ナゴヤドーム)が行われ、日本代表が2対0でオーストラリア代表に完封勝利を収めた。

2020年東京五輪での金メダルを目指す稲葉ジャパンのトップチーム初陣。先発マウンドを任された千賀滉大(福岡ソフトバンク)がいきなり魅せ、初回3者連続の空振り三振から続く2回表も4番・カンディラ、5番・ニルソンをともにストレートで空振り三振に仕留め、6番・デサンミゲルは外角スライダーで見逃し三振。150キロ超のストレートを連発し、2回を28球、6者連続三振の圧巻投球を見せた。

 対するオーストラリア代表も先発・ブラックリーが好投を演じた。2014年に東北楽天でプレーした経験のある35歳左腕は、低めのカットボールを有効に使って日本打線の的を絞らせずに凡打の山を築いた。2回に浅村栄斗(埼玉西武)、外崎修汰(埼玉西武)にヒットを許したのみで、5回まで計86球を投げ、2安打無失点に抑えた。

 緊迫の投手戦が続いた中、6回裏に試合が動いた。日本が代わった2番手・ケントから1番・秋山翔吾(埼玉西武)が四球、2番・菊池涼介(広島東洋)が犠打で送って1死2塁とすると、3番・柳田悠岐(福岡ソフトバンク)が「とにかく前に飛ばそうと思った」とセンター前に弾き返す待望の先制タイムリー。さらに続く4番・筒香嘉智(横浜DeNA)が低めの変化球をうまくすくい上げ、ライトのグラブを弾くタイムリー2塁打を放ち、この回2点を奪って均衡を破った。

 一方、日本投手陣は千賀の後を、今永昇太(横浜DeNA)、東浜巨(福岡ソフトバンク)、田島慎二(中日)、岩嵜翔(福岡ソフトバンク)と繋ぎ、守備の乱れで3回無死1、2塁、8回2死2、3塁のピンチを背負いながらも落ち着いて後続を抑えて無失点を続けると、最終回は山﨑康晃(横浜DeNA)が3人でピシャリと抑えてゲームセット。稲葉ジャパンが“初陣”を完封リレーで飾った。