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プロ野球

阪神・ゴメスが退団 ファーストが不足している球団は?


◆ ゴメスが阪神退団

 阪神は15日、ゴメスと来季の契約を結ばないことを発表した。ゴメスは14年に阪神に加入すると、4番打者としてリーグ最多の109打点をマークする活躍ぶり。しかし、翌年以降は15年が72打点、今季も79打点と1年目のような打棒を発揮することができず、自由契約となった。

 それでも、日本で実績を残しており、活躍するか不透明な新外国人を獲得するよりも魅力的な選手であることは間違いない。一部報道では、ロッテ、オリックスなどが獲得調査に動いているといわれている。

 阪神を除いた11球団で一塁手が不足している球団を見ると、ロッテが当てはまりそうだ。一塁で最多のスタメン出場者は細谷圭の36試合。その他、井口資仁、福浦和也、根元俊一、井上晴哉なども一塁を務めたが、固定することができなかった。

 またロッテは、今季チーム本塁打は12球団ワーストの80本塁打。2年契約が切れたデスパイネは残留を希望しているが、来季以降もロッテでプレーするかどうかは不透明な部分がある。仮にデスパイネが退団となった場合、今季以上に長打力不足に陥ることが予想される。それを考えると、補強ポイントに合致しそうだ。

 自由契約となったゴメスは、阪神でプレーした3年間で通算65本のアーチを描いた。今オフ、ゴメス獲得に名乗りをあげる球団が現れるか注目だ。

◆ 12球団の一塁手スタメン最多出場選手

【日本ハム】
中田翔(136試合)
今季成績:141試 率.250 本25 点110

【ソフトバンク】
内川聖一(114試合)
今季成績:141試 率.304 本18 点106

【ロッテ】
細谷圭(36試合)
今季成績:116試 率.275 本3 点40

【西武】
メヒア(93試合)
今季成績:137試 率.252 本35 点103

【楽天】
銀次(115試合)
今季成績:125試 率.274 本2 点43

【オリックス】
モレル(56試合)
今季成績:94試 率.244 本8 点38

【広島】
新井貴浩(111試合)
今季成績:132試 率.300 本19 点101

【巨人】
阿部慎之助(84試合)
今季成績:91試 率.310 本12 点52

【DeNA】
ロペス(118試合)
今季成績:123試 率.263 本34 点95

【ヤクルト】
畠山和洋(45試合)
今季成績:45試 率.245 本1 点18

【中日】
ビシエド(100試合)
今季成績:119試 率.274 本22 点68

※()は一塁でのスタメン出場数
※今季成績は一塁でのスタメン成績以外も含む