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プロ野球

40代の“大ベテラン”たちの今季成績は?


◆ 41歳の黒田が10勝

 投手で10勝、野手で22本塁打を記録した大谷翔平(日本ハム)、プロ野球史上初となる2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)など若手の活躍が目立つプロ野球だが、40代の大ベテランの選手たちはどうだったのだろうか。

 今季40代の選手はNPBに12人いた。その中でも、目立った活躍を見せたのが今季限りで引退した黒田博樹(広島)だろう。今年の2月で41歳となった黒田は、今季初登板となった3月26日のDeNA戦で7回、1失点に抑え初勝利を挙げると、4月2日の巨人戦では9回を1人で投げ切り完封勝利。3・4月は4勝1敗、防御率2.54と抜群の安定感を誇った。

 5月は0勝に終わったが、6月は2勝を記録。7月23日の阪神戦では7回、無失点に抑え日米通算200勝を達成した。夏場以降は調子を落とす時期もあったが、10月1日のヤクルト戦で10勝目を挙げ、日米通算7年連続で2桁勝利をマーク。先発の一角として投げ、25年ぶりのリーグ優勝に貢献しながらも、今季限りでユニフォームを脱いだ。

 昨季は2桁本塁打、2桁盗塁を記録した松井稼頭央(楽天)は、今季打撃不振に苦しんだ。開幕から18打席連続無安打と苦しむなど、3・4月が終了した時点で、打率.179。5月に入っても調子が上がらず、ベンチを温める日々が増えた。6月11日に一軍登録を抹消し、約2カ月間二軍で汗を流した。8月6日に復帰後はスタメン出場する日もあったが、試合途中からの出場が多く、今季は56試合に出場して、打率.213、2本塁打、13打点という成績に終わった。

 その他、井口資仁(ロッテ)と福浦和也(ロッテ)は先発で出場するなどチームに欠かせない存在感を発揮。球界最年長だった三浦大輔(DeNA)、41歳の倉義和(広島)、40歳のサブロー(ロッテ)、12月で40歳を迎える福原忍(阪神)は現役を引退した。

◆ 40代の今季成績
三浦大輔(DeNA)
生年月日:73年12月25日
今季成績:3試 0勝3敗 防11.05
→今季限りで引退

岩瀬仁紀(中日)
生年月日:74年11月10日
今季成績:15試 0勝2敗 防6.10

レイ(楽天)
生年月日:74年11月27日
今季成績:4試 0勝2敗 防7.27
→8月5日に自由契約

井口資仁(ロッテ)
生年月日:74年12月4日
今季成績:79試 率.257 本5 点34

黒田博樹(広島)
生年月日:75年2月10日
今季成績:24試 10勝8敗 防3.09
→今季限りで現役引退

倉義和(広島)
生年月日:75年7月27日
今季成績:一軍出場なし
→今季限りで現役引退

松井稼頭央(楽天)
生年月日:75年10月23日
今季成績:56試 率.213 本2 点13

福浦和也(ロッテ)
生年月日:75年12月14日
今季成績:36試 率.244 本0 点7

サブロー(ロッテ)
生年月日:76年6月1日
今季成績:1試 率.250 本0 点0
→今季限りで現役引退

相川亮二(巨人)
生年月日:76年7月11日
今季成績:37試 率.244 本0 点4

川井貴志(楽天)
生年月日:76年9月16日
今季成績:5試 0勝1敗 防8.22
→今季限りで現役引退

福原 忍(阪神)
生年月日:76年12月28日
今季成績:9試 0勝0敗 防5.06
→今季限りで現役引退