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年俸データから見るプロ野球選手のお金事情

 プロ野球のオフシーズンの風物詩といえば年俸更改。大幅アップを勝ち取って笑顔の会見を開く選手もいれば、渋い表情で無念のダウン報告を行う選手も。誰が一番お金をもらっているのか、どこのチームが一番お金持ちなのか。一般人と比較すると、プロ野球選手はどれくらい多くお金を得ているのか。2017年の年俸データをもとに、さまざまなギモンを探ってみました。


最高年俸:5億円
メヒア(西武)、金子千尋(オリックス)、サファテ(ソフトバンク)

現在の最高年俸は3選手が5億円で横並び。それぞれ内野手、先発投手、抑え投手とポジションはバラバラです。反対に共通点となっているのが、いずれの選手も複数年契約を結んでいること。メヒアは2017年から3年総額15億円、金子は2016年から4年総額20億円、サファテは2016年から3年総額14億5千万円の契約と報道されています。

年俸1億円以上の選手:110人

一流選手の目安(?)である、一億円以上の年俸をもらっている選手の数は110人。100人を超えたのは2016年(103人)からで、徐々にその数を増やしています。ちなみに球団別に見ると、巨人とソフトバンクが最多の15人で並んでいます。

平均年俸の高いチーム:ソフトバンク
8,823万円

1億円以上の人数では巨人と並んだソフトバンクですが、年俸の平均額では巨人の6,405万円(2位)に大きな差を付けてトップに立ちました。「金満うんぬんは言わせておけ」という孫正義オーナー号令のもと、豊富な資金力で他球団を圧倒。2017年のシーズンも堂々の日本一に輝き、投資に応える成果を見せています。

平均年俸の高いポジション(野手):指名打者
2億5,716万円

登録ポジションではなく、守備イニングで計算したポジション別の年俸では指名打者が1000イニングあたり2億5,716万円でトップでした。高額な助っ人選手やベテラン強打者が配置されることの多いポジションのため、コストはどうしても高くつきます。ここ4年の傾向として、1位・指名打者、2位・一塁手の序列が続いています。

平均年俸の高い年齢:36歳
1億4,773万円

平均して最も高い年俸をもらっている年齢は36歳。サファテ(5億円)、鳥谷敬(4億円)、メッセンジャー(3億5千万円)、糸井嘉男(2億8千万円)などが該当します。この年齢の選手の評価が一番高いというよりは、この年齢までプレーしていられる時点で好選手しか残らない……というのが実情のようです。

※出典:転職サービスDODA https://doda.jp/guide/heikin/


20歳の時点では、一般人(277万円)とプロ野球選手(656万円)の差はそれほど(?)大きくありません。ところが我々一般人の年収がなかなか伸びないのに対し、プロ野球選手の平均年俸は右肩上がり。特に30歳を超えてからプロ野球選手の年俸はグンと伸び、34歳の時点で1億円を突破します(1億2,840万円)。これを夢のある比較と見るか、夢のない比較と見るか。ちなみに、プロ野球選手の平均的な引退年齢は29歳前後となっています。

※年俸データはデータスタジアム調べ。支配下登録選手を対象

文:データスタジアム株式会社
グラフィックデザイン:相河俊介