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MLB公式サイトが大谷翔平を大特集 全30球団が注目「世界で最もダイナミック」


前代未聞の二刀流として球史に残る活躍を見せている日本ハム・大谷翔平投手。22歳の右腕に対する評価は米国内でも高まる一方だ。

■公式サイトは早期渡米の“ススメ”、球団GM「今オフ間違いなく最高の投手」

 前代未聞の二刀流として球史に残る活躍を見せている日本ハム・大谷翔平投手。22歳の右腕に対する評価は米国内でも高まる一方だ。

 MVP、サイ・ヤング賞など今シーズンの主要タイトルの発表を間近に控えたタイミングで、MLB公式サイトが大谷を大特集。「日本の二刀流、オオタニは市場を揺るがすかもしれない」との見出しで今オフのポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦を“後押し”する記事を掲載した。

 記事では大谷について「間違いなく世界で最もダイナミックな野球の才能を秘めた存在」と評し、各球団のGMがその渡米を待ち望んでいる様子を紹介。ポスティングとなれば、「MLB全チームが獲得に乗り出すことであろう」とレポートし、ある球団GMが「今オフの市場において彼は間違いなく最高の投手だ」と語ったことも伝えた。

 大谷は今季投手として3年連続の2桁勝利をマーク。一方、打者としても打率.322、22本塁打、67打点とキャリア最高の成績を収めた。投手登板のない日には野手出場を果たし、登板の日には“リアル二刀流”として打席にも立った。

■メジャーをも変える大谷の活躍、日本での圧倒的成績で二刀流を容認するMLB球団も?

 そんな右腕について、記事では改めて投打で際立った才能を示した“野球の神様”ベーブ・ルースを持ち出しつつ「DH制の導入以降、MLBでは真の二刀流選手は出てきていない」と言及。一方で、投打で活躍する環境を用意することが大谷獲得につながるとし、「(DH制がない)ナ・リーグのチームは大谷の獲得を検討する際に不利に働くかもしれない。登板間に大谷をDH起用するつもりのないア・リーグ球団も候補から脱落するかもしれない」としている。

 また、二刀流起用を了承する球団が出始めていることも紹介。今季のFA市場で有望な先発投手が不足している点に触れ、「日本ハムはオオタニの価値が最大限なものなのか見極める必要がある」「もしあなたが大谷なら、出来るだけ早いタイミングで挑戦したいはずだ」などと早期のポスティングも“要望”している。

 日本ハムが大谷のメジャー移籍を容認するタイミングは早くても来オフ以降と見られているが、米国内では報道が過熱するばかり。ニューヨーク・ポスト紙も、あるスカウトが総額3億ドル(約315億円)に達する大型契約を予想したことを報じていた。

 周囲の度肝を抜く活躍を見せ続けている22歳。その動向に海の向こうからも熱視線が送られている。

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