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独立リーグ

四国ILトライアウトで革新!選手の可能性を“数値”で分析する最新機器導入

[ブルペンに設置されたRapsodo。トライアウト投手たちを解析した]


 11月3日に埼玉県川越市で、四国アイランドリーグPlus の第一次トライアウトが行われた。ここで、多くの野球関係者を唸らせたのが、60名を超える才能溢れる選手たちが汗水を流すグラウンド横のブルペンの一角に置かれた黒い機材だ。見慣れぬ機材の正体は『Rapsodo』という、最新鋭の測定器だ。

「トラッキングシステム」と呼ばれるものをご存知だろうか。昨今、スポーツ中継の現場などで度々耳にするようになったこのシステムは、画像解析の技術や、コンピュータ技術の進歩によって、野球でいえば、投手が投げた球速、打者の打球速度やその角度に至るまであらゆるものを数値化できるものである。今回トライアウトの現場に設置された『Rapsodo』は、投手の投球の「球速」「回転数」「回転軸」などが簡易に分析できるトラッキングシステム。この日トライアウトを受けにきた投手たちも同システムで解析された。今回は数値的な部分で合否を判断するようなことはない、あくまで“トライアル”での設置であったが、普段は見られない数字の抽出に、同現場に選手をチェックに訪れていた高知ファイティングドッグスの駒田徳広監督らも、興味津々の様子だった。

[トライアウトを受験した投手のデータ。球速のほか、回転軸や回転数などもみることができる]


 四国アイランドリーグPlusの坂口裕昭事務局長は導入の経緯について、「これまではどうしても現場の方の眼に頼らざるを得なかった。そこをもう少しロジカルにできる可能性があるということで、決めました」。実際、評価の高かった選手の数値が秀でたものだったものを確認した駒田氏も、「自分の目利きが正しいということも証明でき面白い。今後の参考にしたい」と、可能性の大きさを感じていた様子だ。

 すでにアメリカではチーム単位での導入も加速しており、今後はこのようなシステムが一般化する可能性も高い。NPBだけでなく、独立リーグにも流れ始めたIT化の流れから目が離せない。

提供:データスタジアム 取材協力:ベースボール・タイムズ