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関根が雨中の粘投&佐藤が3回ピシャリ!慶大が1年生リレーで逃げ切り、優勝へ王手【東京六大学野球】

慶大が2対1で早大に競り勝ち、2014年春以来7季ぶりの優勝に望みを繋げた。

最後の打者を三振に仕留めてマウンド上で雄叫びを上げる慶大・佐藤


開始前から断続的に降り続く雨の中での一戦。今カードで2連勝すれば優勝が決まる慶大は、今季5試合で2勝0敗、防御率1.98の1年生右腕・関根智輝(1年・城東)が先発。ここまで勝ち点1の5位と低迷するも、伝統の早慶戦で意地を見せたい早大は、エース左腕の小島和哉(3年・浦和学院)が先発マウンドに上った。

試合は初回から動く。1回表、慶大が制球の定まらない小島から3四死球で1死満塁のチャンスを掴むと、「今日は1年生が先発だったので、何とか助けてやりたいと思って打席に入った」という今季の首位打者をひた走る5番・清水翔太(4年・桐蔭学園)がセンターへ抜ける先制の2点タイムリー。しかしその裏、早大も2四球1ヒットで1死満塁として、5番・宇戸口滉(4年・滝川)の併殺崩れの間に1点を返した。

早大・小島は尻上がりに調子を上げて6回1失点


乱打戦の気配も漂ったが、2回以降は小島、関根の両先発が、冷たい雨の中でも大声援を送り続ける応援団の期待に応える熱投を展開。小島が尻上がりに調子を上げて6回を3安打1失点に抑えると、関根は毎回安打を許して3回無死2塁、6回1死1、3塁などのピンチを背負ったが、「ランナーが出た時の方が良かった」と要所を抑えて6回を8安打ながら1失点。2対1のスコアのまま6回を終えた。

7回からは両軍ともに継投に入り、慶大は1年生左腕の佐藤宏樹(1年・大館鳳鳴)が3イニングを無安打無失点でピシャリ。「今日は1年生がよく頑張った」と慶大・大久保秀昭監督。これで慶大は明日29日に予定されている2回戦にも勝利すれば、7季ぶりの優勝が決まる。

要所を締めて6回1失点と好投した慶大・関根


■慶應義塾大vs早稲田大1回戦

慶應義塾大 200 000 000=2
早稲田大 100 000 000=1
【慶】〇関根、佐藤-郡司
【早】●小島、大竹-岸本、小藤

◎慶應義塾大・大久保秀昭監督

「よう粘ったね、ホントに。よく1点で耐えた。相手に流れを渡さず、ナイスピッチングでした。今日は1年生がよく頑張ってくれた。接戦になるかなと予想はしていたんですが、ここまでロースコアになるとは思っていなかった。野手はもう少し頑張って点を取って欲しかったですが、今日は本当に1年生2人が頑張った。選手は普段通り。今日勝ってもはしゃいでいない。春と違って頼もしい。2連勝して神宮大会までやるつもりでいる。明日も期

待を持てると思います」

◎慶應義塾大・関根智輝(1年・城東)

「(早慶戦での先発に)自分の体じゃないような、変な感じがした。雰囲気が違いましたし、1週空いていたこともあって、立ち上がりは苦しかった。ランナーが出た時の方が抑えられた、よく粘れた。粘るというチームの良さが出たかなと思います」

◎慶應義塾大・清水翔太(4年・桐蔭学院)

「(先制タイムリーは)ゲッツーかなと思ったんですけど、よく(センター前に)抜けてくれてよかった。首位打者を意識すると打てなくなるので、チームが勝つことだけに集中して打席に入っています。優勝がかかっていますけど、自分たちの野球をすれば勝てる。(次戦へ向けて)何よりも勝つことにこだわって、早慶戦だとか、優勝がかかっているというプレッシャーを感じずに戦いたい」