７回、２打席連続で本塁打を放ち、ナインに迎えられるＤｅＮＡ・筒香＝マツダ【写真提供:共同通信社】

横浜DeNAの筒香が24日のCSファイナルステージ・広島東洋戦（マツダ）で2ラン＆ソロの2打席連続本塁打をマーク。4番としての存在感を見せ、チーム19年ぶりとなる日本シリーズ進出に貢献した。

　初回に2点を先行される展開の中、2回の第1打席ではレフトフライ、4回の第2打席では見逃し三振に倒れた。だが、味方が逆転に成功した後の5回の第3打席で、広島東洋の2番手・大瀬良の初球146キロのストレートを捉えてバックスクリーンへ。試合の流れを決定づける2ランを放つと、続く7回の第4打席では一岡の142キロのストレートを逆方向のレフトスタンドへ。逆転を信じていた鯉党のわずかな希望を潰えさせるダメ押しソロを放った。

　阪神とのCSファーストステージでは3試合で14打数5安打の打率.357ながら本塁打0本。広島東洋とのCSファイナルステージでも3戦目までは10打数1安打と苦しんでいたが、前日の第4戦で反撃の狼煙を上げるソロ弾を放ち、この日は2打席連続アーチ。CSのMVPに輝いたロペスの他、1番・桑原、5番・宮﨑も好調。ここに頼れる4番の調子が上がってこれば、強力福岡ソフトバンク打線とも渡り合えるはず。史上最大の下克上へ向けて、筒香のスイングが鋭さを増してきた。