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初戦黒星からの4連勝で下克上!横浜DeNAが19年ぶりの日本シリーズ進出!

広島を破って日本シリーズ進出を決め、喜ぶDeNAナイン=マツダ【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAが9対3で広島東洋に快勝。アドバンテージを含めた対戦成績を4勝2敗として日本シリーズ進出を決めた。レギュラーシーズン3位チームの日本シリーズ進出は、セ・リーグでは史上初の快挙で、横浜DeNAは19年ぶり3回目の出場となる。

 最後までラミレス監督の采配が光ったシリーズとなった。初回に広島東洋が丸とバティスタのタイムリーで2点を先制すると、横浜DeNAは先発の石田を1回で降板させ、2回から三嶋にスイッチした。横浜DeNAは2回に宮﨑のソロ本塁打で1点を返すと、3回には桑原の2ラン本塁打で3対2と逆転。広島東洋先発の野村は、投手に打たれたヒットから逆転の一発を許して3回で降板した。

 広島東洋は4回から2番手として大瀬良を投入したが、代わった直後に2死から3連打を浴びて1点を奪われ、さらに5回には筒香に2ランを浴びて4点差。横浜DeNAは、4番の筒香が7回にも駄目押し点となる2打席連続のソロ本塁打を放つと、8回には梶谷にも2ランが飛び出し、5本塁打を含む計16安打で9得点。投手陣は4回からルーキー・濵口が登板し、6回からは三上、エスコバー、パットンと繋ぎ、最後は山﨑康が1イニングを3人でピシャリ。小刻みな継投で広島東洋の反撃を封じた。

 広島東洋は6回に新井のソロ本塁打で1点を返したが、反撃もそこまで。2番手以降の投手が勢いづいた横浜DeNA打線を抑えられず。レギュラーシーズンでは14.5ゲーム差をつけた相手に不完全燃焼のまま敗退。33年ぶりの日本一を誓っていたが、その舞台に立つことさえ叶わなかった。