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プロ野球

横浜DeNAが逆転勝ちで3勝2敗!“下克上”日本シリーズ進出へ王手!

広島に勝利し喜ぶ(左から)DeNA・筒香、梶谷、桑原=マツダ【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAが4対3で広島東洋に勝利。3連勝を飾り、下克上での日本シリーズ進出に王手をかけた。

 アドバンテージを含めて2勝2敗、雨天中止で2日間順延となったセ・リーグのCSファイナルステージの第4戦。広島東洋は今季15勝3敗、防御率2.58で、18日の第1戦を5回2安打無失点に抑えた薮田、対するDeNAは今季10勝2敗、防御率2.98のウィーランドが先発した。

 試合は初回から動く。広島東洋が1回裏、先頭打者の田中が四球で出塁し、菊池が送りバントの後、丸がライトへ2ラン。さらに新井のタイムリー2塁打で3点を先制した。しかし、その後は広島打線が沈黙を続けると、迎えた4回、中4日での先発で3回まで毎回四球を与えるなど制球に苦しんでいた薮田に対し、横浜DeNAの筒香がレフトへ追撃のソロ本塁打を放って追撃開始。続く5回にウィーランドの四球、倉本の2塁打で2、3塁として、桑原が2点タイムリー2塁打を放って同点。さらに2番手でマウンドに上がった九里から、ロペスが前進守備の間を抜くセンター前への決勝タイムリーを放った。

 その後、広島東洋は6回に無死満塁のチャンスを作ったが、岩本、小窪の代打陣が連続三振に倒れ、田中もセカンドゴロで無得点。横浜DeNAは、6回に三上、エスコバーがピンチをしのぎ、7回からは先発要員の今永を投入するなど、ラミレス監督の継投策が見事に的中した。広島東洋は薮田の続投が結果的に裏目となり、代打攻勢も実らず。これで横浜DeNAが3勝2敗と一歩リード。セ・リーグ初となる3位からの下克上、球団19年ぶりの日本シリーズ進出まで残り1勝とした。