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25年ぶりVの広島からは最多4選手がGG受賞 名手・菊池はMVPも有力候補か


2016年度の三井ゴールデン・グラブ賞が8日、発表され、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島からは球団別最多の4選手が選ばれた。

■37歳の石原は悲願の初受賞

 2016年度の三井ゴールデン・グラブ賞が8日、発表され、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島からは球団別最多の4選手が選ばれた。

○捕手・石原慶幸 初受賞 失策1 捕逸4 守備率.998

 25年ぶりの優勝に貢献したベテランが37歳で悲願の初受賞。豊富な経験に裏打ちされたリードは投手陣から絶大な信頼を寄せられている。やや伸び悩んでいた野村を完全に一本立ちさせた立役者でもある。今季で3年契約が切れるが、存在感は年々増している。

○二塁手・菊池涼介 4年連続4度目 失策4 守備率.995

 得票率97パーセントはセ・パ全ポジションで最高。もはや説明不要の球史に残る二塁手だ。打球方向を予測した大胆な守備位置。驚異的な守備範囲の広さ。肩の強さも折り紙付き。何度もヒットをアウトにしてきた。MVPの有力候補にもあがるが、どうなるか。

■守備でも躍進した鈴木は伸びしろ十分

○外野手・丸佳浩 4年連続4度目 失策2 守備率.993

 菊池と共に4年連続の受賞。今季は3番打者として勝負強い打撃でもチームに大きく貢献したが、守備の安定感も年々増している。俊足で守備範囲が広く、元投手だけあって肩も強い。何より球際の強さに絶大な自信をもっている。

◯外野手・鈴木誠也 初受賞 失策2 守備率.991

 今季大ブレイクした22歳が守備でも大きく飛躍。打球判断にやや難があり、安定感の面ではまだまだだが、俊足を生かした守備範囲の広さでカバー。特筆すべきは球界NO1と言われる強肩だ。高校時代は投手で150キロ近いボールを投げ込んでいただけに当然か。伸びしろは十分なだけに、球界を代表する外野手になる日も近いだろう。

 打撃面だけでなく、今季の広島は守備力でも群を抜いていた。来季も守備に頭を悩まされることは少なそうだ。

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