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福岡ソフトバンクが完勝!3連勝で2年ぶりの日本シリーズ進出決定!

2年ぶりの日本シリーズ進出を決め、胴上げされるソフトバンクの工藤監督=22日、福岡市のヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが7対0で東北楽天に完勝。対戦成績を4勝2敗(アドバンテージ1勝含む)として2年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

 2連敗からの2連勝で迎えたCSファイナルステージ第5戦。福岡ソフトバンクの先発は今季6勝4敗、防御率3.68の武田、対する東北楽天の先発は今季11勝8敗、防御率3.26の美馬。この試合を前に、右脇腹を痛めていた福岡ソフトバンクの柳田が1軍に緊急復帰。「1番・センター」でスタメン出場した。

 初回にその柳田がショートへの内野安打を放つと、今宮が送りバント。美馬の暴投ですかさず3塁に進むと、デスパイネが四球を選んで1死1、3塁。ここで内川が今ステージ7打点目となる犠牲フライを放って柳田がホームイン。さらに中村がヒットでつなぐと、松田がライトへ2点タイムリー2塁打を放ち、福岡ソフトバンクがいきなり3点のリードを奪った。さらに4回裏には松田が左中間のホームランテラスに2ランを放って「コンパクトに自分のスイングで振れました。いい追加点になって、最高の『熱男』ができました」とお決まりのポーズ。美馬をKOすると、さらに2番手・藤平から柳田がライト前タイムリーを放ってリードを6点に広げた。

 先発の武田は5回まで東北楽天打線を2安打に抑える好投を見せ、6回の無死1、2塁のピンチでは銀次を併殺打、ウィーラーを空振り三振に斬って得点を許さず。結局、武田は7回を5安打無失点で降板。福岡ソフトバンクは8回にも髙谷のタイムリーで1点を追加すると、9回は森が1死を取った後にサファテにバトンタッチし、リリーフ陣がこの日も無失点リレーを見せて零封勝ち。2連敗でスタートした福岡ソフトバンクだったが、「日本シリーズ進出0%と言われて、こんなところで終わってたまるかと力を出してくれた。死に物狂いでやってくれた。日本一になることしか考えていません」と工藤監督。力の差を見せつけて3連勝を飾り、2年ぶりの日本シリーズへと駒を進めた。