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愛娘に届ける気迫のセーブ!福岡ソフトバンク・サファテ「大歓声でアドレナリンが出た」

8回途中から登板し、2試合連続でセーブを挙げたソフトバンクのサファテ=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの守護神・サファテが21日のCSファイナルステージ・東北楽天戦(ヤフオクドーム)で8回2死から救援登板。イニングまたぎで計4つの三振を奪って2戦連続のセーブを挙げた。

 出番は8回2死走者なし、打者・アマダーの場面だった。普段よりも早めの登場に、球場の鷹ファンからは割れんばかりの大歓声が沸き起こった。「ファンのみなさんの大歓声でアドレナリンが出た。何事にも代え難い快感の中で投げることができた」とサファテ。アマダーを153キロのストレートで空振りに仕留めると、続く9回は聖澤をフォーク、岡島は156キロのストレートでいずれも空振り三振。続く代打・枡田に対してはフルカウントからの6球目が惜しくも外れて四球となり、代走・オコエに盗塁を許して一打同点の場面を作られたが、最後は茂木を155キロの渾身のストレートで空振り三振。マウンド上でゆっくりとグラブを合わると、味方ベンチを指差して勝利の瞬間を噛みしめた。

 試合後のお立ち台では3人の愛娘とともに登場し、「今日は一番下の子の誕生日だったので、その中で良いピッチングができて本当に嬉しい。チームも勝ったし、本当にいいプレゼントになった」と娘の頭を撫でながら満面の笑み。今季プロ野球新記録となる54セーブをマークした絶対的守護神は、「明日決めて日本シリーズに行きたい」と自信満々に宣言した。