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内川CS史上初4戦連発弾&中村2試合連続V弾!福岡ソフトバンクが日本シリーズ進出に王手!

6回、同点となる4試合連続の本塁打を放ち、ナインに迎えられるソフトバンク・内川=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 レギュラーシーズン1位の福岡ソフトバンクが4対3で東北楽天に勝利。アドバンテージを含めた対戦成績を3勝2敗として日本シリーズ進出に王手をかけた。

 CSファイナルステージ第4戦。福岡ソフトバンクは今季13勝7敗、防御率3.24のバンデンハーク、東北楽天は今季8勝10敗、防御率2.76の岸が先発。バンデンハークは2回表に聖澤の打球が右肩甲骨付近に直撃したが、その後も投球を続けて2回まで無失点。すると2回裏、福岡ソフトバンクがヒットで出塁した内川を2塁に置いて長谷川がレフトへタイムリー2塁打。今ステージ4試合目で初めて先制に成功した。さらに3回裏にはデスパイネがレフトスタンドにソロ本塁打を叩き込み1点を追加した。

 対する東北楽天は、直後の4回表に銀次がライトのテラス席へライナーで運ぶソロ弾を放つと、さらに2死1、3塁からパスボールで2対2の同点。さらに5回表、2死から藤田、銀次が連続四球で出塁すると、ウィーラーがライト線を破る2塁打を放って勝ち越しに成功した。

 追う展開となった福岡ソフトバンクだったが、6回裏に東北楽天の2番手・宋家豪から「何とかしたいなという思いで打席に入った」という内川が「今日は本当にびっくりしました」とレフトスタンド中段にCS史上初の4試合連続本塁打となる同点ソロを放り込むと、前日決勝弾を放った中村が「内川さんがいい流れを作ってくれたのでそれにうまく乗ることができた」とライトへ勝ち越しソロ。4対3と再びリードを奪った。

 5回途中から継投に入った福岡ソフトバンクは、7回から8回2死までモイネロが無失点に抑えると、アマダーの打席で守護神・サファテを投入。サファテはイニングまたぎで計4つの三振を奪って試合を締めて連勝。「厳しい展開になったが、リリーフ陣が踏ん張ってこうやって勝てたのは大きい」と工藤監督。福岡ソフトバンクがCS突破に王手をかけた。