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茂木&アマダー&ウィーラー弾!塩見6回1失点!東北楽天が逃げ切り勝ち!

1回楽天無死、茂木が左中間に先頭打者本塁打を放つ。捕手甲斐=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 本塁打攻勢を見せた東北楽天が3対2で福岡ソフトバンクに勝利。1勝分のアドバンテージを含めて1勝1敗の五分とした。

 福岡ソフトバンクの先発は今季16勝5敗、防御率2.64で最多勝利のタイトルに輝いた東浜、対する東北楽天は今季3勝3敗、防御率3.95の左腕・塩見が先発。試合はいきなり動き、1回表に東北楽天の1番・茂木が、埼玉西武とのファーストステージ第2戦に続く先頭打者本塁打を放って1点を先制。2回表にはアマダー、さらに4回表にはウィーラーにも本塁打が飛び出し、5回までヒット3本ながらソロ3発で3点をリードした。

 一方の福岡ソフトバンクは、塩見の前に凡打が続いて5回まで2塁すら踏めないままゼロ行進。東浜は6回に先頭の茂木に四球を与え、2死3塁とされたところで森にマウンドを譲って降板。その森がウィーラーを中飛に打ち取ってこのピンチを脱すると、その裏に今宮のライトへのソロ本塁打で追撃開始。9回裏には2死から内川が、東北楽天の守護神・松井裕からレフトへソロ本塁打を放って1点差まで追い上げたが、最後はデスパイネが三振に倒れて試合終了となった。

 勝ち投手は6回4安打1失点の好投を見せた塩見。対する東浜は3被弾で「改めて1球の失投の怖さを思い知らされました」。福岡ソフトバンクは、7回裏の1死1、2塁の好機に代打・長谷川が併殺打に倒れたことも痛かったが、序盤のうちに塩見を攻略できなかったことが最後まで響いた形。工藤監督は「(初戦の)緊張感を経験して理解もしただろう。明日はもう少し身体も動くだろうし、自分のバッティングができると思う」とチームを叱咤しながら前を向いた。