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プロ野球

東北楽天が逆転突破!8回にウィーラー&枡田弾!埼玉西武の反撃を6投手の継投で凌ぐ!

ファイナルステージ進出を決め、喜ぶ松井裕(中央)ら楽天ナイン=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


レギュラーシーズン3位の東北楽天が5対2で同2位の埼玉西武を下し、ファイナルステージ進出を決めた。

 1勝1敗で迎えたCSファーストステージ第3戦。埼玉西武の先発は、今季11勝10敗、防御率3.63の野上、一方の東北楽天は同11勝8敗、防御率3.26の美馬が先発マウンドに上った。初回、前日先頭打者弾の東北楽天・茂木が四球で出塁すると、犠打と三振の後にペゲーロ、島内が連続四球で2死ながら満塁。ここで6番・ウィーラーが三遊間へ打球を転がすと、遊撃手・源田が素早い動きで追いついて2塁へ送球したが判定はセーフ。3塁走者の茂木が先制のホームを踏んだ。

 追加点も東北楽天。4回表にウィーラーがセンター前ヒットで出塁して犠打で1死2塁とすると、枡田の打席で野上が暴投を犯し、捕手の炭谷がボールの処理に手こずる間にウィーラーが一気に本塁生還。5回裏に埼玉西武が1死2、3塁から炭谷の犠牲フライで1点を返したが、8回表にまたもウィーラーが、今度は2死走者なしからレフト上段へ飛び込む豪快な一発。さらに岡島の四球の後、枡田が逆方向のレフトへ2ランを放り込んで突き放した。

 東北楽天はリリーフ陣の奮闘も光り、先発・美馬が4回2/3を3安打1失点で降板した後、5回裏2死3塁のピンチを高梨が凌ぐと、その後を宋家豪、ハーマンと繋ぎ、福山が打者4人から2三振を奪う好投。最後は松井裕が1点を失ったが2三振を奪って逃げ切った。

 敗れた埼玉西武は、先発の野上が3回2/3を4安打2失点で降板。その後は継投で逆転の機会を伺っていたが、秋山がチャンスで2三振を喫すると5番手のシュリッターが痛恨の2被弾。最後は守護神の増田が三者三振で9回裏の攻撃を迎え、浅村がレフトへ追撃のソロ弾を放ったが、力尽きた。