７回ＤｅＮＡ無死一、三塁、筒香が右前に勝ち越し打を放つ＝甲子園【写真提供:共同通信社】

　横浜DeNAの筒香が15日のCSファーストステージ第2戦・阪神戦（甲子園）で決勝タイムリーを放ち、ファイナルステージ進出に逆王手をかけた。

　前日の第1戦に敗れ、引き分けでもシリーズ敗退が決まる試合。「雰囲気は重くなかったし、今日勝つしかない」と悲壮な決意で試合に臨むと、第1打席でセンターへ、第3打席でライトへヒットを放つと、4対4の同点で迎えた7回無死1、3塁での第4打席では「梶谷さんがああいう形で出て、ロペスがなんとかつないでくれたので、自分が返すしかないというつもりで打席に入った」とライトへ勝ち越しのタイムリー。9回にもこの日2本目のタイムリーを放ち、計6打数4安打2打点の活躍でチームを勝利に導いた。

　試合開始前から雨が降り続く厳しいコンディションの中で展開されたシーソゲームに決着をつける4番の一打から勢いに乗り、チームは計21安打での激勝を収めた。これで1勝1敗。16日の第3戦で全てが決まるが、「もう勝つしかないので、明日勝って、広島行きを決められるように頑張ります」と筒香。2年連続のCSファイナル進出に闘志を燃やした。