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プロ野球

横浜DeNAが21安打13得点の猛攻で阪神撃破!雨中の乱戦を制して1勝1敗!

阪神に勝利し、タッチを交わすDeNAナイン=甲子園【写真提供:共同通信社】


 阪神が先勝して迎えたCSファーストステージの第2戦は、横浜DeNAが13対6で阪神に勝利。雨中の乱戦を制した横浜DeNAが対戦成績を1勝1敗の五分とした。

 試合前から雨が降り続き、グラウンド整備で約1時間遅れでの試合開始。阪神は今季12勝6敗、防御率2.99の秋山、横浜DeNAは同11勝7敗、防御率2.98の今永が先発マウンドに上ったが、プレーボール後も雨が降り続いてグラウンドに水が浮く悪コンディションの中で試合が進行した。

 初回こそ両チーム無得点だったが、2回裏に阪神が俊介の2点タイムリーで先制すれば、直後の3回に横浜DeNAがロペスの2点タイムリーですぐに同点。その裏に阪神が大山のソロ本塁打で勝ち越したが、5回には横浜DeNAがロペスの犠飛と宮﨑のタイムリーで再逆転。序盤から点の取り合いとなり、中盤まではシーソーゲームの展開が続いた。

 最悪のグラウンド状態の中、6回裏に阪神が梅野のセーフティースクイズで4対4の同点に追い付いたが、7回表に横浜DeNAが先頭の梶谷が内野安打で出塁し、ロペスがヒットで続くと、筒香がライトへ勝ち越しのタイムリー。そして代打・乙坂の3ランも飛び出し、この回一挙6点のビッグイニング。9回にも倉本、梶谷、筒香のタイムリーで3点を追加し、最終的に計21安打で13得点を奪って大勝した。

 阪神・秋山、横浜DeNA・今永の両先発がいずれも3回で降板し、その後は両チームともリリーフ6投手による継投となったが、投手にとっては特に厳しいコンディションで、阪神・金本監督も「お互いに条件は同じだが、選手には気の毒な試合だった」とコメント。敗れた阪神は、ルーキーの大山がソロ本塁打を含む4安打3打点と気を吐いたが、5番手の桑原が崩れた。