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茂木初球先頭打者弾&岸7回途中3安打無失点快投!東北楽天が快勝で逆王手!

1回、先頭打者本塁打を放ち、ウィーラー(左)に迎えられる楽天・茂木=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


レギュラーシーズン3位の東北楽天が4対1で同2位の埼玉西武に逃げ切り勝ち。今ステージ1勝1敗とし、ファイナルステージ進出に逆王手をかけた。

 埼玉西武が先勝して迎えたCSファーストステージ第2戦。先発は、埼玉西武が今季8勝7敗、防御率3.40の十亀、一方の東北楽天は同8勝10敗、防御率2.76の岸が古巣本拠地のマウンドに上った。プレイボール直後、東北楽天の1番・茂木が、十亀の初球カーブを捉えてバックスクリーン左へ放り込む先頭打者本塁打を放って1点を先制。続く2回には、島内、岡島のヒットで1、2塁として、「8番・DH」でスタメン出場した舛田がタイムリー2塁打、さらに9番・嶋がスクイズを成功させて3点のリードを奪った。

 援護をもらった東北楽天の先発・岸は、初回に先頭の秋山に2塁打を許したが、後続を抑えて無失点で切り抜けると、2回からは3イニング連続三者凡退の快投。5回1死2塁のピンチも問題とせず、打線が7回表2死1、2塁から茂木がセカンドへの内野安打を放つ間に、2塁走者の岡島が一気に本塁を陥れる好走塁で貴重な4点目を奪うと、7回1死から山川にヒットを許したところでリリーフ陣へバトンタッチ。その後を高梨、福山、そして最後は松井裕と繋いで前日大敗の借りを返した。

 敗れた埼玉西武は、先発の十亀が序盤に失点。前日12安打10得点と爆発した打線が、この日は元エースの岸の前に沈黙し、相手3番手・福山に対して8回1死1、3塁から秋山の内野ゴロの間に1点を返したのみ。1勝1敗で明日16日の第3戦を迎えることになった。